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口蹄疫、初発から7年

本紙掲載日:2017-04-20
3面
発生農場周辺の地図を見ながら移動・搬出制限区域を検討する県対策本部職員

遠隔地への動員など確認−県北2農場発生で防疫演習

 西都・児湯地域を中心に29万7808頭の牛や豚などが犠牲となった口蹄(こうてい)疫。平成22年の初発から7年を迎えた20日、県は万が一に備えた防疫演習を行った。日向市と高千穂町の2農場での発生を想定し、初動作業を通じて遠隔地へのスムーズな動員や資材・機材搬送、現地対策本部との連携を確認した。韓国で発生が継続していることもあり、職員は皆真剣な表情で取り組んでいた。

 演習は午前8時30分からあり、本庁内の県対策本部に60人、現地対策本部の東臼杵農林振興局に25人、西臼杵支庁に15人の計100人が参集。37頭飼育の高千穂町の繁殖農家、256頭飼育の日向市の肥育農家から相次いで異常を示す牛が見つかったとし、感染拡大を防ぐために24時間以内の殺処分、72時間以内の防疫措置完了を目指して作業に入った。

 県対策本部では6班に分かれ、現地対策本部とやりとりしながら動員者や資材・機材、周辺農場の各リストの作成、発生農場から半径10キロ圏内の移動制限区域、同10〜20キロ圏内の搬出制限区域の設定などに当たった。埋却地の選定や消毒ポイントの設置場所なども決めた。演習は午後3時まで続けられた。

 県は4月を特別防疫月間として位置付け、10日には河野知事が宮崎ブーゲンビリア空港を訪ね、引き続きの水際防疫に協力を求めた。牛や豚、鶏の約5千農場を対象にした巡回指導も順次実施。農場出入り口での消毒の徹底など飼養衛生管理基準順守の徹底を呼び掛けている。

 県家畜防疫対策課の三浦博幸課長は「韓国で2月に9件の発生があり、非常に心配な状況。また、ゴールデンウイークには人の動きも出てくる。口蹄疫を経験していない若い職員も増えており、いざという時にしっかり態勢が取れるように訓練したい」と引き締めた。

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