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郷土の歌人をしのぶ

本紙掲載日:2017-03-20
1面
牧水歌碑に献酒する出席者
短歌を朗詠する第2ゆりかごWEC学院の園児たち
あいさつする塩月会長

城山公園で牧水歌碑祭−延岡

 第83回牧水歌碑祭が19日、延岡市の城山公園内の同碑前広場であった。若山牧水延岡顕彰会(塩月眞会長)の会員や来賓、牧水の歌を愛好する市民ら約50人が出席し、旅と酒をこよなく愛した郷土の歌人・若山牧水をしのんだ。

 城山の鐘の音が正午の時を告げる中、塩月会長が「なつかしき城山の鐘なりいでぬをさなかりし日聞きしごとくに」を朗詠し、延岡市の岩本真一副市長が歌碑に献酒した。

 また、牧水歌碑の両隣に立つ、牧水門下で牧水を敬愛した谷自路の歌碑には木村とし子さんの朗詠で孫の谷睦さんが菓子を供え、越智渓水の歌碑には渓水の長男越智緑朗さん(昨年末逝去)の妻きくみさんの朗詠で同顕彰会の飯干喬啓副会長が献酒した。

 主催者を代表して塩月会長は冒頭、急逝した越智緑朗さんに哀悼の意をささげ、朗詠したきくみ夫人に対して謝辞を述べた。そして「牧水夫妻の比翼歌碑や親子歌碑は全国にいくつかあるが、牧水とまな弟子の歌碑が肩を並べる師弟歌碑がほかにあることを知らない。師弟3人をしのぶ城山の歌碑祭は生涯ふるさとの自然と人を愛し続けた心の歌人、若山牧水に最も似つかわしい催しと私は信じている。延岡は、若山繁(本名)が若山牧水の雅号で巣立ったまち、『繁が牧水になったまち』であり、これからも城下町延岡の象徴として歌碑祭や生誕祭が続くことを願いたい」とあいさつ。岩本副市長は公務で欠席した首藤正治市長のお祝いのメッセージを披露した。

 最後に、同市北一ケ岡の幼保連携認定こども園「第二ゆりかごWEC学院」(福井奏子園長)の年長組の園児15人が、元気いっぱいに短歌を朗詠し、参加者は感心したように耳を傾けていた。

 同歌碑は昭和10(1935)年3月21日、全国で3番目の牧水歌碑として建立され、以来、戦時中も途絶えることなく毎年3月に歌碑祭を行っている。

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