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精孝(きよたか)美術館オープン

本紙掲載日:2017-02-20
1面
20日オープンした精孝美術館
吹き抜けでつながる1階と2階のギャラリースペース

「延岡城下図屏風」など展示

 延岡市松原町の医療法人建悠会吉田病院(吉田建世理事長)創設者の故・吉田精孝氏が生前収集、所有した美術品を展示する「精孝(きよたか)美術館」(吉田康世館長)が20日、延岡市松原町の同病院敷地内にオープンした。

 美術館開設は延岡では初めて。故人にゆかりある延岡の地で多くの人の目にふれてもらおうと、一般社団法人きよたか美術館(吉田清子代表理事)が設立した。

 吉田精孝氏は当時の熊本医科大学を卒業し、熊本県内の病院に勤務した後、帰郷し昭和34年、現在地に開業。地域医療に尽くし、船越球場を建設して少年野球、一般野球に開放するなどスポーツ、文化の向上に大きく貢献した。平成25年、86歳で亡くなった。

 同館は平成27年6月に着工し、同28年4月の建屋完成を経て、オープンに向けての準備を進めてきた。鉄骨造り2階建て、延床面積は約163平方メートル。吹き抜けでつながる1階と2階のギャラリースペースがモダンな雰囲気を演出し、同院関連施設から移築改装した茶室や庭園が来場者に癒やしの時間を提供する。

 宮崎県と延岡市の有形文化財に指定されている「延岡城下図屏風」をはじめ郷土の歌人若山牧水直筆の掛け軸、宮崎県出身の前衛画家、瑛九の版画、横山大観の日本画など「数百点に及ぶ」(吉田館長)所蔵品を季節に合わせて入れ替えながら展示していく予定。

 19日に行われた内覧会には、市内外から多くの人が訪れ、館内に展示された多彩な美術品を鑑賞しながら、故人をしのぶ姿も見られた。吉田館長は「若山牧水延岡顕彰会会長の塩月眞さんに選定をお願いしている牧水の作品をはじめ、季節に合わせた展示品と館内の窓から見える色とりどりの木々や草花で四季を楽しんでもらえれば」と話した。

 開館時間は平日が午前11時から午後4時、土曜日が午前11時から午後3時。水曜と日曜日、祝日、吉田病院休診日は休館。入館料は無料。

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