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自分の好きなことやりたいことを大切に

本紙掲載日:2016-11-02
7面
門川中で講話をする山本聡美さん

山本聡美さん(共立女子大学教授)母校門川中で講話

◆文化庁芸術選奨角川財団学芸賞受賞−「九相図をよむ」注目の美術史研究者

 著書が平成27年度芸術選奨・新人賞などを受賞した門川町出身の山本聡美さん(46)=共立女子大学教授、東京都在住=は10月28日、母校の門川中学校(荒木寛校長)で講話を行い、これから進路選択の時期を迎える2年生166人に「今と未来は、さまざまな形でつながっていく。自分の好きなこと、やりたいことをおろそかにしないでほしい」などと語り掛けた。

 山本さんは門川小、門川中、日向高から早稲田大学第一文学部に進学、同大学大学院文学研究科で博士(文学)を取得し、日本美術史の研究者の道へ進んだ。

 「中学校を卒業したのは35年も前だけど、昨日のことのように覚えている」という山本さん。子どものころから絵を描くことが大好きだった。「すごく上手というわけでもなく、皆さんと同じ中学生の頃は、将来に対するイメージを、うまく言葉にも文字にもできずに、もやもやとした思いを持っていた」という。

 その一方で、日向高では「何となく格好いいから」という理由で理系クラスを選択した。実際は数学や物理は苦手で、国語や社会を得意としていたため「このちぐはぐな選択は受験の段階まで貫けるはずもなく」、大学は文学部へ進んだ。

 高校時代について「変な思い込みや『無理っぽいけどやってみたい』という憧れにこだわってみた3年間。だからこそ出会えた友達や、異質な環境だったからこそ身に付いた思考パターンは、今の私にとっては大切な財産」と振り返った。

 また、生徒たちに「回り道を恐れることなく、いろんな人の意見を聞いた上で、最後はちゃんと自分で進路を決めるべき。その自覚と、選んだからには全力を尽くすという覚悟で進路選択に臨んでほしい」とアドバイスした。

 大学1年生のとき美術史学と出合い、子どものころから何となく好きだと思っていたことは「これだ」と、ようやく運命の進路にたどり着いた。

 美術史学について「祈り、願い、希望などの言葉にできない感情や、神仏や死後など目にすることのできない世界を可視化し、私たちの前に形や色で表し続けてきたもの」とし、「この『言葉にできない』ところに美術史学の面白さはある。それをポンと与えられたとき、見た私たちは言葉以上の感動を得る。それは現代のアニメーションにも受け継がれている」と説明した。

 最後に「皆さん35年後をイメージしてみてください」と山本さん。「すごく遠い遠い先のことのようだけども、今と未来は、さまざまな形でつながっていく。今頑張っていることの一つ一つの積み重ねによって、皆さんたちは大人になり、世の中に役立っていく社会人になっていく。その未来の入り口にいることを、きょう感じてもらえたら」

 また「自分の好きなこと、やりたいことをおろそかにしないでほしい。私もこれから先を、もっと納得いくもの、良いものにしていくため今を頑張っている」と語った。

 生徒を代表して品部絢音さんは「山本さんみたいに好きなことを仕事にできたり、楽しいなあと思える人生を送れるといいなと思った。今ちょうど授業で平安鎌倉時代について勉強しているので、これからは絵のことも考えてみるようにしたい」と感想を述べた。

 山本さんは、仏教とともに伝来した「九相図(くそうず)」という、死体が腐乱して白骨になるまでの九段階を描いた絵画について研究している。

 その歴史と意味を解き明かした著書「九相図をよむ朽ちてゆく死体の美術史」(KADOKAWA、2014年)で今年3月、文化庁の平成27年度芸術選奨・新人賞(評論等部門)を受賞。また10月には第14回角川財団学芸賞を受賞している。

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