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「充真院の金毘羅参り」

本紙掲載日:2016-09-05
3面
講演する神崎直美さん

神崎直美さん講演会−延岡

◆上りきった階段700段

 延岡藩主内藤政順(まさより)夫人の充真院について研究している神崎直美さん(城西大学経済学部准教授)の講演会「充真院の金毘羅(こんぴら)参り」が3日、延岡市立図書館で開かれた。充真院は、文久3(1863)年に江戸から延岡へ転居する旅の途中に参拝した。その様子が克明に記された日記を基に、江戸時代の信仰や充真院の人柄などを解説した。主催は延岡市教育委員会、旭化成ひむか文化財団、夕刊デイリー新聞社。

 金毘羅は、現在の香川県琴平町の金刀比羅宮(ことひらぐう)。海上の守護神を祭ることから航海安全や豊漁祈願、さらに家内安全、無病息災、病気平癒に御利益があるとされ、全国の人々から信仰が寄せられた。内藤家も藩主の代理として家臣が参拝する代参を行い、全国の大名の中で代参の回数は9番目に多い。

 神崎さんは、充真院の旅日記「五十三次ねむりの合の手」(明治大学博物館所蔵、内藤政道氏寄贈書)を読み解き、充真院の参拝の状況や心情を説明した。

 参拝は、充真院が江戸から延岡へ転居する旅の途中に行われている。5月13日に香川県の多度津に船で入港して船中泊、14日に参拝の準備をし、15日夜明け前に金毘羅に向けて出発した。

 荒れて危険な石段を御付に手足を押してもらって上陸。休憩地では、馬による田の地ならしの様子を見たり、絵師の谷文晁ら著名な俳諧師の作品を見て感激したことを書き留めている。

 ところが、駕籠(かご)を担ぐ駕籠かきが慣れておらず、激しい揺れと暑さのためか気分が悪くなる。そのような状態でも「死ぬのならお宮に参拝してから死にたい。参拝しなければ罰当たりである。人に言われるのは恥ずかしい」と、700段を超える階段を本堂まで上りきったという。神崎さんは「当時の人ならではの信仰の深さと恥の意識がうかがえる。すごい女性で立派だと思う」と話した。

 下山する時には僧侶の厚意で金光院(現在の書院)で休憩。体調が悪いにもかかわらず、金光院の間取り図と内部の立体図を詳細に書いている。宿屋に戻った後は張り詰めていた気持ちが解けて寝込んでしまい、評判の高い料理を一口も口にできなかったという。

 同日夕方に宿を出発、多度津街道の美しい夜景を見ながら船に戻った。船で家臣と話した時には、体調不良の原因として駕籠の揺れのことは触れなかった。神崎さんは「駕籠かきへの思いやりで、配慮のできる本当に心優しい方だった」とその人柄を分析した。

 神崎さんは最後に、充真院が描いた挿絵と現在の写真をスクリーンに映しながら話し、「体調不良でも非常に詳細に観察している。好奇心旺盛で、大変なことも面白みに変える充真院さんの魅力的な人間像を再確認できた。これからも研究を続け、充真院さんの魅力をさらに明らかにしたい」と締めくくった。


神崎直美さんの講演会「充真院の金毘羅参り」
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