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連載−高千穂郷・椎葉山地域−未来へつなぐ農業遺産(5)

本紙掲載日:2016-05-16
1面
針葉樹と広葉樹の人工林が組み合わされた諸塚村特有のモザイク林相

まるでパズルのよう−半世紀以上守り継ぐ独特の林相

◆諸塚村・モザイク林

 標高千メートル級の山々に囲まれ、面積の95%を山林が占める諸塚村。針葉樹と広葉樹の人工林がパズルのピースのように組み合わされた「モザイク林相」と呼ばれる独特の景観は、半世紀以上守り継がれる村の林業そのものの姿だ。

 村は戦後、林業、シイタケ、畜産、茶の四大基幹産業を掲げ、現在まで継承している。造林も盛んで、昭和30年代初頭に2割だった人工林は30年間で8割以上まで拡大した。

 その際、シイタケの原木確保は欠かせず、ホダ木となるクヌギなどの広葉樹とスギなどの針葉樹を3対7の割合で混植する施策を維持。これがモザイク林を形づくっている。

 人工林の拡大は、道路網の急速な整備によって実現した。道路網は、七ツ山川沿いの国道503号と柳原川沿いの県道諸塚高千穂線を軸に、村内の広範囲に点在する集落の隅々まで毛細血管のように整備される。1ヘクタール当たりの車道密度は62・461メートルで全国トップを誇る。

 「これだけの道路網整備は公民館単位での住民の人海戦術によって成し遂げられた」と西川健村長(65)は振り返る。地元の人たちがくわで斜面を掘削し、役場や森林組合の重機で整地する仕組み。地区によっては年間2キロものペースで林道や作業道を延ばしてきた。

 一つ一つの集落を輪で囲むように道路を整備し、その小さな輪を数珠つなぎにして大きな輪を描く。行き止まりのない「循環高密度路網」は、木材の輸送を効率化すると共に、火災や救急時の災害道路、土砂崩れなどでどこかの路線が途絶した際の迂回(うかい)路にもなるよう、考えて整備されている。

 西川村長によると、住民から最も多いのが道路の維持・補修の要望。道路網は現在も拡大しており、村役場は専属の道路維持班を毎日のように派遣、住民主体でコンクリート舗装などに積極的に取り組んでいる。

 先人が築いた産業基盤を維持、発展させるため、平成7年には村と森林組合、JA日向などが出資する第三セクターのウッドピア諸塚を設立。高性能林業機械による伐採や畜産振興センター、菌床栽培施設、釜茶工場、特産品販売所などを展開し、ほぼ毎日フル稼働と活気に沸いている。

 林業の後継者も着実に育っており、中田直樹事務局長は世界農業遺産の認定にも「これまで通り続けるだけ」と従来の森林経営に自信を見せ、「将来的には森林環境部門を30人まで増やしたい」とさらなる雇用創出に意欲を燃やしている。

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