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移動経路突き止める

本紙掲載日:2016-03-15
1面
中村豊さん
世界最大の繁殖地とされる門川町・枇榔島のカンムリウミスズメ

世界初、宮大の中村講師−国の天然記念物カンムリウミスズメ

◆世界最大の繁殖地・枇榔島(門川)→伊豆→津軽海峡→樺太→日本海→九州南端→日向灘→枇榔島

 門川町の枇榔(びろう)島で繁殖する国の天然記念物カンムリウミスズメの移動経路が、宮崎大学農学部非常勤講師・中村豊さん(64)の調査で、このほど初めて明らかになった。中村さんは「世界最大の繁殖地を持つ門川町はもちろん、日本にとって世界初の記録になる」としている。

 カンムリウミスズメはチドリ目ウミスズメ科の鳥で、亜寒帯海域を分布域とする他のウミスズメ類に対し、温帯海域で繁殖する日本近海固有種とされている。

 環境省は生息数を5千〜1万羽と推定しており、このうち、世界最大の繁殖地とされる枇榔島では3月上旬から5月上旬にかけ、毎年約3千羽(約1500ペア)が繁殖すると考えられている。

 しかし、これまで、どこから泳いできて、どこへ泳いでいくのかは謎だった。

 枇榔島で28年前からカンムリウミスズメの個体数調査などに取り組んできた中村さんによると、これまで非繁殖期に東北以北で混獲や目撃の数が多いことから、北上することは予測されていたという。

 また、2007年から3年間、目視や双眼鏡を使い、串間市黒井港付近から延岡市安井町沖までを追跡し、目撃数と泳いでいく方向を調べたところ、沖合1キロメートル以内の海上を北上して泳いでいることを突き止めていた。

 さらに詳しく調べるため、中村さんは2012年に、日の出日の入りの時間のずれから位置情報を割り出すジオロケータ(軽量記録装置)を5羽のカンムリウミスズメに装着し、このうち2014年に再捕獲できた1羽から2年間分のデータを回収。今回の成果につながった。

 分析の結果、枇榔島を出発したカンムリウミスズメは黒潮に乗って北上し、しばらく伊豆諸島周辺に滞在した後、津軽海峡を抜けて日本海へ。さらに樺太(現サハリン)まで北上した後、日本海を南下して九州の最南端を回り込み、日向灘を北上して枇榔島へ帰ってくることが示唆された。また、同じ個体であっても、その移動経路は年ごとに変わることも分かった。

 ジオロケータはGPS追跡装置に比べると安価で軽量ではあるが、誤差(半径100キロメートル)が大きい。中村さんは「それでも移動経路を把握するには十分に有効だ」と説明する。

 中村さんは今年2月、同じくジオロケータを使った調査で烏帽子島(福岡県)と幸島(高知県)からの移動経路を突き止めた他の研究者と共に、これらの成果をまとめ論文として発表した。

 「これらの情報は世界最大の繁殖地を持つ門川町はもちろん、日本にとって世界初の記録になる。また、この移動経路を漁業者と共有することで、カンムリウミスズメを混獲から守ることにもつながる」と話している。

 中村さんは来月、さらに多くのデータを集めるため、新たに5羽のカンムリウミスズメに、ジオロケータを装着する予定にしている。

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