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22度目のVなるか旭化成勢

本紙掲載日:2016-02-13
9面
松尾
吉村

14日、西日本マラソン−好調、松尾と吉村

 旭化成勢、22度目の優勝なるか―。第54回延岡西日本マラソンは14日午後0時5分から、延岡市役所前を発着点とする42・195キロで行われる。松尾良一、吉村大輝(ともに旭化成)は好調を維持し大会へ臨めそう。優勝を待望する地元の期待を力に変えられるか。門川町出身の松本翔(日税ビジネスサービス)を含む注目の3選手に話を聞いた。また、過去最多613人がエントリーした今大会。多くの市民ランナーがそれぞれの思いを持って日向路を駆ける。遠くは北海道から、最年長は75歳―。2人の市民ランナーの今大会に参加する理由を聞いた。


◆自信と落ち着き重ね−松尾・2年前の2位超える

 「旭化成の選手が出場しなかった昨年の分まで期待してもらっていい」―。自信深げにうなずくのは松尾。準優勝で沿道を沸かせた一昨年以来の日向路に「前回は『良かったね』と言ってもらったが2位だったので複雑だった。今回はそれに『ありがとうございます』としっかり答えられるような結果を出したい」。目指すはチームにとって8年ぶりの優勝と、自己ベストの更新だ。

 高卒で入社6年目、24歳にして13回目のマラソンが、3度目の延岡西日本。若い頃にスピードを磨き、徐々に距離を伸ばしていく現在の主流とは一線を画す取り組みをしてきた。

 「最初は疑問もあったが、トラックやハーフでも記録は伸びた。間違っていなかった」。毎年のように複数のマラソンに挑み12年の大田原(優勝)、14年の延岡など上位を争うことで、マラソン選手としての自負、自信を積み上げてきた。

 経験から「ペースメーカーが離れる25キロ過ぎはけん制し合い、ペースが落ちる。そこで前に出られるときつくなる。逆に前に出れば楽になる。主導権を握り、振り落としていきたい」と今レースを見据えている。

 昨年10月には一つ年上の女性と結婚。だが、寮から出たことなどで生活が一変し、「6年間で一番走れない時期を過ごした」。それでも「(妻は)努力してくれて、年明けには自分も落ち着いてきた」。

 不調の時期も練習は継続し、今大会の調整として出場した1月末の大阪ハーフで優勝。「照準は延岡。それに向けてのいい自信になった」と最高の形で臨めそうだ。

 競技人生最高の目標はもちろん、東京五輪のマラソン。「今はまだまだ。だが、今回勝つことでそのスタートラインに立てる。3月に生まれる子供のためにも嫁のためにも結果を出すという使命がある」。表情には元来の明るさに、落ち着き、自信が加わっている。


◆「やってやるぞ」−吉村・地元で同期初優勝を

 大卒ルーキーの吉村はすでに4度目のマラソン挑戦。「職場など地元の方の応援があり、他の大会とは違う意気込みがあり、『やってやるぞ』という気持ち。優勝と11分台を目指す」と語った。

 鹿児島実高時代は、主将として都大路で優勝。旭化成でも同僚となった3人(市田兄弟、有村)が名門大に進む中、新興勢力の流通経済大に進んだ。

 「練習は一人で走ることが多く、60キロなど長い距離をゆっくりと走っていた」。距離への適性を磨き、学生のうちにマラソンにも挑戦。不調で実現しなかったが、大学3年時には延岡西日本にもエントリーしていたという。

 入社後は、国内トップクラスのスピード練習に戸惑いつつ、「がむしゃらに付いていった」。ルーキーイヤーに1万メートル、ハーフマラソンで自己ベストを更新した。

 「(マラソンを)初めてまともに走れた」という昨年12月の防府では、「練習は積めていない中だったが、思ったより良かった」。2時間13分台を記録。「状態が上がってきている」という今、さらなるジャンプアップを図る。

 村山兄弟らがまばゆいばかりの活躍を見せているが、「マラソンは練習しないと強くはならない。今は勝てなくても、じっくりと経験と自信を付けていきたい」。地元でのマラソン優勝で、常に意識しているという6人の同期に差を付ける。


◆「確実に上位に」−松本(門川町出身)、状態上向き

 松本は昨年に続く日向路。「前回はいい走りができなかったが、今回は状態も上向き。相性の良い延岡で、確実に上位に入り、自己ベストを狙う」と明るい声で語った。

 小林高から東京大、実業団を経て、13年の延岡西日本では2時間13分38秒の自己ベストで5位に入賞するなど、国内屈指の知名度を誇る市民ランナーとなった。

 今月11日には「『走り』の偏差値を上げるマラソン上達ノート」(カンゼン)を出版。活動の幅を広く、大きく広げている。

 昨年は奮わなかったが、今回は年明けから状態が上向き。基準になるという大阪ハーフで1時間4分台を記録し、明るい口調で上位入賞を誓っていた。


◆“お接待〃、広い門戸−市民ランナー引きつける魅力

 「走り続けられているのは、『人の心』を感じられるこの大会があるから。走ることで恩返しができれば」。「自分の可能性にふたをしなければ年齢は関係ない。この大会はその扉を開いてくれている」―。新人の登竜門として実業団、大学の新鋭が上を目指す一方、多くの市民ランナーが走ることを目的に県北を訪れる。地元の人たちの“お接待”がファンを増やし今回、マラソンでは過去最多613人のエントリーを数えた。


◆北海道の丹羽さん、4度目出走

 「また北海道から来てくれている。頑張れ」―。北海道庁の職員、丹羽崇博さん(41)=eA北海道、ナンバーカード67=は、市民ランナーの名前を呼んで応援してくれる日向路が大好きだ。

 マラソン歴はおよそ10年。健康増進を目的に走り始め、地元の北海道マラソンを経て、もう少しレベルの高い延岡西日本に挑んだ。

 「前日のレセプションでカメラを紛失した時に届けてくれた事務局の人の優しさが、縁を感じたきっかけ。声援も含め、一人ひとりに対するおもてなしは他の大会にはないもの。レベルの高い今大会に向けて、練習することで今も走り続けられている」

 今回は2年ぶり4回目の出場。今年も地元との〃心の交流〃を楽しみに、完走を目指す。


◆最高齢は75歳加藤さん(都城出身)

 出場選手中、最高齢は75歳の加藤清信さん=久留米陸協、ナンバーカード262=。都城市出身で市民の大会としての思い入れは強く、63歳の初出場時からほぼ毎年参加している。

 久留米大附設中・高の寮監と、陸上部員のコーチ役も今も務める。ほぼ毎日10キロ以上のランニングと、100回ずつの腹筋と背筋を欠かさない現役だ。

 58歳の時に当時の仕事のストレス解消を目的に走り始め、九州各地の大会に参加。青島太平洋や延岡西日本など宮崎の大会にはより強い思いで参加している。

 加藤さんが今大会の魅力として語るのが、市民ランナーに広く門戸を開いているという点だ。

 18キロ以降、各関門で時間による規制はあるが、陸連登録者であれば誰でも参加が可能。スタート位置も任意で、「いつもはちまき姿で、招待選手のそばから出発する」という加藤さんは、競技役員とも顔なじみになっているという。

 ただ心残りはまだ今大会で完走がないこと。関門規制の時間が緩和されたのは50回の記念大会で、「最初のころは2、3分届かず規制にかかっていた。緩和がもう少し早ければ」。そう言いつつ今回へ向け、「まずは第1関門を突破したい」。ますます意欲的に走る。


それぞれの思いで42・195キロに挑む市民ランナー(昨年の大会から)
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