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新年号・第2部−ループしながら広がる世界

本紙掲載日:2016-01-01
9面
ライトハンド奏法など抜群のギターテクニックも魅力のKIKU
足元に並ぶ数多くのペダルを駆使して演奏
津軽三味線のJACK(右)とのユニット「JK」でも活躍

日向出身シンガー・ソングライターKIKU

 「ドッ、ドッ、ドッ、ドッ」−−ボイスパーカッションのバスビートが響く。繰り返される規則的なリズムにアコースティックギターのベース音、さらに小気味よいギターコード、そしてコーラス、ボイスパーカッションのハイハット、ギターのメロディーと次々に音が重なり合い、一人だけのステージはバンド演奏さながらの迫力となった。

 神奈川県川崎市を拠点に活動する日向市出身のシンガー・ソングライターKIKU(本名・菊田大輔)は、多重録音器材「ループマシン」を駆使した演奏スタイルで新境地を開拓した。

 KIKUの音楽の〃武器〃は、ギターテクニックと幅広い音楽性だ。

 たたきつけるように弾いてリズム(パーカッション)と音色を同時に奏でる「スラム奏法」、弦を引っ張りはじくように弾く「スラップ奏法」、まるで鍵盤のように指板(ギターネック部分)に両手の指をはわせて奏でる「ライトハンド奏法」−−。

 数々の技術を縦横無尽に駆使したギター演奏はまさに「超絶」。さらに演奏ジャンルもバラード、ロック、リズム&ブルース、フォーク、あるいはボイスチェンジャーを用いたテクノと、確かな演奏技術に裏付けられた懐の深さは聴く者を飽きさせない。

 そしてループマシン。ギターの音色を変化させるエフェクターも含め、足元に並ぶ16個ものペダルを駆使して音を重ね合わせていく。一度記録した音が繰り返し再生(ループ)されるのに合わせ、次の音を重ね、重なった音のループに新たな音を重ねていく。広がりは無限だ。

 一度上書きした音を消すことはできない。それだけに、寸分の乱れなくすんなりと音を重ねていくステージは妙技で、その音感とリズム感に聴衆は歓喜。時には客席の合唱もループのコーラスに参加して盛り上がる。

 音楽に打ち込み11年。実力、パフォーマンス、ステージの度胸も身に付けたが、それだけで成り上がれないのがこの業界。周囲には大手レーベルからのデビューをつかむライバルたちも現れ、自分もそれこそが成功だと憧れた。

 ローカルのラジオやテレビへの出演、イメージソング制作の仕事など、表舞台に立つ機会も出てきたが、焦りは募った。「30歳までに成功できなければ諦める」。いつしかそれが自分の約束事となった。

 そうした中、メジャーデビューを果たし野心に燃えていたはずのライバルたちが、所属会社の方針に翻弄(ほんろう)された揚げ句にあっさりと契約を切られていった。夢を抱く若者にうまい話を持ち掛ける悪徳な業界人も見てきた。

 「何か違うんじゃないか」。現実を分かっていたはずだが、自分と同じ志を持つアーティストがつぶされていく光景に複雑な思いも生まれ始めた。

 かけがえのないのが、「師匠」とたたえるジャズギタリスト梅田光雄氏との出会いだ。長らく梅田氏の付き人を務めた。運転手と後片付け、舞台袖から演奏を見守るのが仕事だったが、プロフェッショナルな生きざまから、人としてのあるべき姿とメロディーに対する真剣な思いを学んだ。

 大手レーベルからの華々しいデビューこそ成功と信じてきたが、さまざまな経験を積んだ今、「それも一つ。でも、それだけじゃない」と思えるようになった。

 純粋に「音楽をやり続けたい」と思えるようになった青年にかつてのような気負いはない。間もなく30歳を迎えるが、もうあの〃約束〃へのこだわりもなくなった。

 「海外に行く」。それが新年の目標。具体的な計画があるわけではない。「根拠はないけれど、何かを成し遂げる自信はある」

 KIKUは、津軽三味線奏者JACK(寂空)とのユニット「JK」でも活躍し、和と洋を融合した先鋭的な音楽で注目を集めている。その圧巻の技術を堪能できるのはライブ演奏だ。

 「大好きな宮崎でぜひライブをしたい」と希望している。CD購入やライブの誘致はKIKUの公式ホームページから。

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