賞の人−宮田利井子さん（延岡市大野町）
本紙掲載日：2023-10-23
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２０２３年度夕刊デイリー明るい社会賞
◆笑顔を支えに地域貢献
「子どもたちが登校する時間は交通量も多いので危ないんです」と、黒岩小中学校の児童生徒の登校を見守り続けて約６年。毎朝７時ごろに祝子簡易郵便局前で大野、佐野、鹿狩瀬町内の子どもたちと合流し、登校に付き添う。「話に夢中になると、つい車道に飛び出しちゃう子もいるんです」と気が抜けない。
終業後は、くろいわっ子放課後子供教室で低学年生の勉強などをサポートする。「やっぱり成長が見られるのがうれしい。街中で会ったときに声を掛けてくれるんです」
人々の笑顔がボランティア精神につながるという。
また、青少年の健全育成を目的に黒岩小中学校運営協議会委員を務める傍ら、大野区の民生委員児童委員を８年務めるなど地域に貢献。
「何事も健康が一番」と地域のいきいきサロンで１００歳体操を取り入れ、歌唱や月１回の食事会を企画する。
１人暮らしの高齢者宅を訪問しては、いきいきサロンのメンバーで手作りした七夕飾りやホウ酸団子、クリスマスプレゼントを手渡し、過疎・高齢化が進んで衰退する伝統行事を維持存続させるため各分野で活躍する。
（推薦者＝甲斐今朝夫黒岩地区連絡協議会会長、梶本英一延岡市市議会議員、毛利政武大野町区長）