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延岡高同窓会が鎮魂祭

本紙掲載日:2023-04-26
3面
鎮魂碑に白菊をささげる延岡高校の卒業生

献茶、献詠で戦没者しのぶ

 県立延岡高等学校同窓会(池上武博会長)の戦没者鎮魂祭が23日、延岡市古城町の同窓会館「延陵会館」正門横にある鎮魂碑前であった。この3年はコロナ禍で出席者を役員のみに絞っていたが、今年は通常に戻し卒業生33人が出席。献茶、献詠などをして、太平洋戦争で亡くなった先輩をしのんだ。

 同戦では、前身校の旧制延岡中学校の卒業生ら225人、同じく延岡高等女学校(延高女)の16人、教職員7人が亡くなった。

 鎮魂祭は、延高女を経営していた旧延岡藩主内藤家の家紋にちなみ、会館の裏庭に植えられているフジの花の頃に行われており23回目。2015年までは、延高女の同窓会「藤蔭会」の「藤の茶会」に合わせて実施されていたが、茶会が15回で終了した後も、単独で続けている。

 主催者あいさつで池上会長(延岡高19回生)は、通常開催できたことと「今、私たちが平和に生活できるのも先輩方のおかげ」と感謝。藤蔭会の寺原八千代会長(延高女37回生)は、茶会後も続けられていることに感謝するとともに「子々孫々につないで」と願った。

 花束を供え、酒を碑に注いだ後、茶道裏千家の甲斐寿美子さん(延岡高20回生)と迎好江さん(同27回生)が献茶。出席者が一人一人、白菊の花をささげた。

◆旧延中−36回生の辞世の歌を朗詠

 献詠では、旧制延岡中45回生の塩月眞(ただし)さん(92)が、同36回生2人の辞世の歌を朗詠し、自身の戦争体験も話した。

 1945年の終戦時、塩月さんは中学3年生。同級生と一緒に予科練に応募したが、塩月さんは眼病の疑いで入隊できなかったという。その時医師に言われたことは「予科練に行くだけが、お国のためになるのではない。だから勉強しなさい」。

 「医師は自分と同じ年頃の子どもがいたのではないかと感じる」という。若い命を戦争で失った先輩たちと、子を送り出した父母の気持ちを思いやって声を詰まらせながら「ここに来ると、心を改めなければならない、忘れてはならないとしみじみ思う」と話した。

 献詠した歌は次の通り。

錦着て帰るこの身は散る桜今日見る父母の心嬉(うれ)しき(甲斐玉樹・特攻第44振武隊長)▽雲染めて何処(いずこ)の空に果てむとも君を守りたく天翔(あまか)けるらし(丁博・首都防空戦闘隊長)

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