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分身が大地震を体験−延岡VR避難訓練

本紙掲載日:2023-03-14
1面

星雲高校周辺の空間をリアルに再現−津波到着まで17分3、4階へ

◆開発した専用アプリ使いゲーム感覚で−300人以上が参加

 実際の地域をリアルに再現したバーチャル空間で自分の分身、アバターで参加する「延岡VR避難訓練」が11日に開催された。300人以上のプレーヤーがスマートフォン向けアプリにログインし、南海トラフ巨大地震を想定した訓練をゲーム感覚で学び、体験した。

 訓練は延岡市が、災害避難の際、支援者となる若い人たちに、防災への興味、関心を持ってもらおうと企画。アプリは延岡市危機管理課と映像制作会社「ファンタスティックモーション」(本社・栃木県宇都宮市)が協働で開発した。この日は、延岡市幸町のwaiwaiPLAYLAB(ワイワイプレイラボ)で、アプリの「お披露目会」も兼ねて行われ、市危機管理課の職員がプレーを実演。来場者も、各個人のスマホから訓練に参加した。

 再現された空間は、延岡星雲高校とその周辺地域。来場者たちは真剣な表情で画面をタッチし、南海トラフ巨大地震で津波が到達するまでの「17分」を制限時間に、校舎の3、4階を目指して避難した。

 避難の途中で割れた窓ガラスや倒壊物に近づくと、宮崎大学の村上啓介教授と伊藤健一准教授が監修した注意文が表示され、余震発生の際には、だんごむしのポーズで頭を防御。「こっちだよ」「ここは危ないよ」「ありがとう」など、あらかじめ用意されたセリフを用いて交流しながら、災害時の対応などについて学んでいた。

 地震による液状化も想定。ぬかるむ状況から、プレーヤーの足の速さをやや遅めに設定して避難を実行。参加者は操作に手惑い、スムーズに移動できない人もいた。

 会場から訓練に参加した若松朋海さん(21)は「実際に地震の警告音や、津波が押し寄せる様子が流れるなど、通常の避難訓練よりリアルで、緊張感があった。災害に備える意識が高まった」と感想。

 アプリを開発したファンタスティックモーションのテクニカルアーティスト八木沢侑さん(24)は「開発者の中には、東日本大震災を経験したスタッフもいる。『一人でも多くの命を救いたい』という思いを全員で共有しながら製作したので、ぜひ、さまざまな防災学習に役立ててほしい」と話していた。

 イベントを体験して出された意見、反省点などは集約され、今後の操作性、ステージの改善などに生かされるという。個人で楽しめる「ひとりプレイモード」は、近日実装予定。アプリは上の2次元バーコードからダウンロードできる。

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