【お知らせとおことわり】

 夕刊デイリー新聞ならびにYUKAN-DAILY-WEBを
ご利用いただきありがとうございます。

 著作権保護のためWEBブラウザ上からの記事・写真の
ダイレクトプリントができないようになっております。
ご了承下さい。

 サイト内の写真は本紙に掲載されたものですが
本紙掲載分の写真については以下のような規定があります。


 夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。

 スポーツで活躍した場面の写真、ステージでの発表会、さまざまな行事で新聞に掲載された写真をご家族の記念に保存されてはいかがですか?

 写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。

写真のサイズと料金は次の通りです。

▽L  サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加)


L  サイズ
(8.9×12.7センチ)
1枚 300円
LL サイズ
(12.7×17.8センチ)
1枚 500円
A4 サイズ
(21×29.8センチ)
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加)

 提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
 掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。

 受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
 写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
 また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。

 写真は個人的利用に限ります。 印刷物などに用いることはできません。

 写真提供サービス開始とともに、これまでの貸し出しサービスは終了します。


 お問い合わせ、お申し込みは
 本社(電話番号 0982-34・5000、平日は午前9時−午後5時、土曜は午前9時−午後3時)へお願いします。

 

21年度高齢者虐待137件

本紙掲載日:2023-03-06
1面

過去5年で最多−息子、夫、娘などから

◆「心理的」「身体的」「経済的」−介護放棄も

 家族など養護者による2021年度の高齢者虐待件数が、過去5年で最多となる前年度比19件増の137件だったことが、県の調べで分かった。養護者からの相談通報件数は386件で、調査開始の06年以降最多を更新した。県がこのほど、宮崎市の県企業局で開いた県高齢者虐待防止連絡会議で報告した。

 長寿介護課によると、虐待を受けた性別は、女性が74・6%、男性が25・4%と女性が全体の7割を占めた。年齢別では、80〜84歳が23・2%、70〜74歳が22・5%、85〜89歳と続いた。なお、1件に虐待された高齢者が複数いた事例があり、虐待件数137件に対し人数は138人だった。

 虐待の内容は、心理的虐待が53・6%と最も多く、次いで「身体的虐待」の51・4%、「経済的虐待」18・1%、「介護等放棄」7・2%だった。

 家族構成をみると、「未婚の子と同居」が最も多く39・1%、次いで「夫婦のみ世帯」が23・9%。虐待者と同居か、別居かの状況をみると、「虐待者とのみ同居」が50・0%と最も多く、「虐待者および他家族と同居」が37・7%で、両者を合わせると、虐待者と同居が87・7%もあった。

 虐待された高齢者と虐待者の続柄は「息子」が41・8%と最も高く、次いで「夫」が22・7%、「娘」が14・9%だった。

 虐待者の年齢は多い順に40代、50代、70〜74歳、65〜69歳。虐待の要因として挙げられたのは、「精神状態が安定していない」が最も多く、「ひきこもり」「障害・疾病」「理解力の不足や低下」「飲酒」「虐待者との虐待発生までの人間関係」などの理由が続いた。

 誰が相談・通報したかをみると、警察が56・3%で最多。次いで介護支援専門員や介護保険事業所職員が14・1%だった。

 また、養護、介護施設職員らによる虐待の相談・通報は17件あり、うち「事実確認調査を行った事例」は16件で、そのうち6件が虐待と認定された。施設従事者などによる虐待についての相談・通報者は、その施設職員からが25%、家族からが20%だった。

 同課の担当者は「周知、徹底により相談通報件数が増えたことが、判断件数の増加にも反映されたと考えられる」と一因を述べた。同会議には関係者約20人が出席し、「虐待を行った原因を詳細に分析した方がいい」などと意見を交わした。

◇障害者への虐待、相談件数など増加

 県障がい者虐待防止・権利擁護連絡会議はこのほど、宮崎市の県企業局で開かれ、障害者虐待についての相談、通報、届け出件数や虐待認定件数=いずれも2021年度の暫定値=が報告された。

 障がい福祉課によると、家族らによる虐待は12件(前年度8件)、福施設職員らによる虐待は10件(同2件)だった。

 虐待の内容は、心理的虐待が7件、身体的虐待とお金を使い込むなどの経済的虐待が6件、放棄・放置が4件。被虐待者は約8割が女性で、知的障害者への虐待が大半を占めた。

 虐待の相談、通報、届け出件数は、家族らからが110件(同58件)で前年度の52件増、福祉施設職員からが41件(同22件)で同19件増と約2倍に増加した。

その他の記事/過去の記事
page-top