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シキミ生産、スマート化へ

本紙掲載日:2023-03-01
1面
シキミ畑でドローンを離陸させる関係者(2月27日、延岡市北川町川内名)
シキミに付けた感水紙を整理して散布データを収集する愛媛大学の学生

課題の防除、ドローン活用で省力化−延岡市北川町国の事業に採択

◆愛媛大、宮崎県、市、JAなどが研究

 急傾斜地での防除作業が課題となっているシキミ栽培でドローンを使った省力化、生産のスマート化を図る研究が、延岡市北川町川内名で始まった。国の「戦略的スマート農業技術等の開発・改良」事業で2024年度まで愛媛大学、愛媛県農林水産研究所、宮崎県東臼杵農林振興局、延岡市、JA延岡北川町しきみ部会などの機関が取り組む。

 JA延岡管内の東臼杵地域ではシキミ栽培が盛んだが、急傾斜地が多く、人手による防除作業の省力化は長年の課題となっている。国の公募型に応募、1月に採択を受けて研究に着手。愛媛大学を中心に東臼杵農林振興局などの宮崎県チームが連携してコンソーシアム(共同事業体)を形成した。

 研究は、同しきみ部会メンバーの片岡薫さん所有の約50アールの畑で、農業用ドローンによる農薬の散布がテーマ。シキミには現在、ドローン防除に使用できる農薬の登録がないことから、登録農薬を拡大するために検証結果は製薬会社にも提供される。

 また、シキミは成長、収穫で樹形が変化するため、効果的なドローン防除方法の確立、樹形ごとのノズル位置や散布する薬液の液滴サイズ、飛行ルートなどを検討、防除技術の高度化を目指す。

 2月27日は、日本ディアールシステム(愛媛県)の渡壁拓哉さんがドローンを操縦し、畑の上から農薬に見立てた水8リットルを散布。シキミの高さや枝振りを確認しながら、最適なノズルの位置や散布する薬剤の形状、斜面や風向き、障害物などを考慮した飛行ルートなどを検証。薬剤が葉の全体にきちんと届いているかなど、シキミの高さや位置によって違う散布結果について、愛媛大学のチームが水が付着した箇所に反応する感水紙を使って確認していた。

 シキミ農家は年間7、8回の防除作業を行っており、急斜面が多く広大な畑での人力による作業は重労働で時間もかかる。ドローン防除が実現すれば、大幅な省力化になると期待されている。

 東臼杵農林振興局の梅木哲也農政水産企画課長は「ドローンで散布した時の、シキミの中の風の動きや農薬がどういう形で付着するかなど、基礎的なデータを収集してもらいました。シキミは防除が非常に大変なので、省力化することで、これからも頑張ってもらえるよう願っています」と話していた。

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