福祉の町づくりを推進

本紙掲載日：2022-11-12

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アイマスク・白杖体験をする親子

第２７回福祉ふれあい祭り－３年ぶりに開催

　第２７回福祉ふれあい祭り２０２２が１０月１６日、門川町総合文化会館周辺であった。「広げあおう君のやさしさ福祉の世界」をテーマに福祉体験やフリーマケット、地元団体の出店などが催され、町内外から訪れた多くの人でにぎわった。同実行委員会、町社会福祉協議会主催。

　同祭りは、地域福祉の充実のため町民が福祉の心を育み、心豊かで潤いのある福祉の町づくりを推進することが目的。コロナ禍での中止を経て、３年ぶりに開催された。

　開会行事では、濵田繁実行委員長が「今回は新たな試みとして会場を福祉センターから文化会館の敷地内へ変更し開催した。感染防止で時間短縮となるがぜひ楽しんでほしい」とあいさつ。山室浩二町長は「祭りのテーマ実現に向け、障害のある人もない人もそれぞれが寄り添い合い、優しさで笑顔あふれる町、夢と希望の持てるまちづくりに取り組んでいきたい」と話した。

　祭りのテーマの発案者表彰もあり、門川高校福祉科１年の佐藤莉央奈さん（１６）へ濵田実行委員長が賞状と記念品を贈呈。佐藤さんは「一人ひとり、ちょっとした優しさはある。それを広げ合って福祉を大きくしていきたい」との思いを込めたことを伝えた。

　その後、全員でラジオ体操をして祭りを開会。来場者は早速、アイマスクと白杖（じょう）体験や車いす体験、キッズコーナーを訪れ、福祉への理解を深めながら、久しぶりのイベントを楽しんでいた。

　この日は午後から「かどがわハートフルシアター」が開かれ、落語家・柱大黒さんの手話を交えた落語や地元のダンスチーム、コーラスグループによるステージもあった。

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