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台風被害の妙光寺(延岡市小川町)

本紙掲載日:2022-10-14
6面

本社で職場体験−上南方小中・中学部生

◆久峩住職に当時の様子を取材

 延岡市立上南方小中学校(柳田英人校長)の中学部2年生、工藤優利(ゆうり)さん(13)と橋倉悠(はるか)さん(14)は14日まで2日間、夕刊デイリー新聞社本社で職場体験をしました。初日は、同校区の小川町にある妙光寺(久峩匡貴住職)を取材して記事を書きました。先月の台風14号では、五ケ瀬川の支流の細見川が、本流に流れ込めずに逆流し、同寺は床上浸水の被害を受けました。2人の記事を紹介します。


◆上南方小中学校中学部2年・工藤優利

 延岡市小川町の久峩匡貴さん(47)が住職をされている妙光寺が先月18、19日に来た台風14号によって浸水などの被害を受けた。

 2005(平成17)年は本堂の床上40センチ浸水したが、今回の台風14号では73センチ浸水したという。

 ご遺骨の入ったつぼは、すべて久峩さんが一つ一つ水を抜いたり泥を洗い流したりした。浸水した床板などは、すべて捨てることになるが、まだそのままの状況。

 寺は、住宅と違って事業所扱いになり、ごみを収集してもらえないので、自分たちで何回も往復して、水につかった畳などを処分場に持っていったそうだ。

 台風の当日は午後10時10分ごろ、水がゴォーという音と共に迫ってきた。

 夜中の午前1時がピークだった。そこから2時までは、水が引かなかった。

 2時から引き始め、6時から7時ごろにやっと駐車場などが見えてきた。

 お彼岸の準備物などは、すべて流された。台風14号で、一番被害にあった場所は、位牌(いはい)堂だった。

 400個の位牌棚が水に浮いて倒れた。

 10分ごとに30センチずつ水が増えた時があり、「初めて焦った」と言っていた。

 現在、お寺の位置を上げてもらうか、別の場所に移すか、そのまま復旧し始めるか、檀家(だんか)の人たちと話し合わないといけないと考えている。



◆「復旧作業まだまだ」上南方小中学校中学部2年・橋倉悠

 台風14号により、延岡市小川町の妙光寺では甚大な被害を受けた。

 午後6時半から細見川の水が五ケ瀬川の水とぶつかって逆流し妙光寺に迫った。2005(平成17)年では本堂の柱の40センチの水の高さだったが、今回は73センチだった。

 浸水によって、畳が浮き床板も替えなくてはならなくなった。最も被害を受けたのは位牌堂で、400以上ある位牌棚が倒れ、水につかり、すべて撤去しなければならなくなった。

 遺骨は無事だったが、妙光寺の住職である久峩匡貴さんは「皆さんがお参りをしてきた先祖のお位牌が倒れてしまって申し訳ない」と言っていた。

 妙光寺は、曹洞宗という宗派で、宮崎県曹洞会から派遣された若いお坊さんらが、位牌を運び出した。

 妙光寺前の駐車場は泥が辺り一面に広がり、散水車で泥を流すなどの清掃をした。

 お寺は、事業所扱いになるため、流されてきたごみなどは直接処分場に持っていかなくてはならない。また、補助金も出ないため、お布施や寄付などによっての復旧になる。

 久峩さんは「妙光寺の手前までの冠水はしょっちゅうだが、今回は初めて焦った」と話していた。

 お寺の復旧はまだまだ時間がかかりそうだ。今回の台風14号によりこれから、寺の高さを上げるか、別の場所に移転するかも検討中だ。

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