小中学生のポップなど展示

１１月３日まで延岡市立図書館

◆映像化作品の原作、布絵本も

　延岡市立図書館（工藤靖治館長）は、１１月３日まで「市内小・中学生によるＰＯＰ（ポップ）展」「映像化作品の原作展」「布絵本展」を開いている。

　読書週間（１０月２７日〜１１月９日）に合わせた特別企画「市内小・中学生によるＰＯＰ展」は、市内の小学生や中学生がおすすめしたい本のポイントなどを絵や文章で表現した〃ＰＯＰ〃を展示する企画で、今回で５回目。今年度は過去最多の３３７枚のＰＯＰが集まり、紹介された本のうち、館内に所蔵している２２０冊分も一緒に紹介している。

　また、館内にない本はタイトルの横に赤いシールが貼ってあり、リクエストをして他館から取り寄せすることができる。展示の横には紹介された本の一覧（ブックリスト）を設置。自由に持ち帰ることができる。

　「映像化作品の原作展」は読書週間恒例の展示で大人気企画。今年度は２０２０年１１月から２２年１０月の期間中にドラマや映画などで映像化された作品の原作３００冊を紹介。館内に所蔵する本をまとめたブックリストを自由に持ち帰ることができ、邦画と洋画に分けて紹介している。

　湯川拓未司書は「読書を楽しんでもらうための企画なので、先に映像を見て原作を楽しむのもよし、原作を読んだ後に映像を見るのもよし。読書の秋を満喫してください」と呼び掛けた。

　「布絵本展」は３年ぶりの開催。同館では毎年、「夏休み子どもセミナー布絵本講座」を実施していたが、コロナ禍の影響により講座が中止となっていた。今年度も講座自体は中止になってしまったが、同講座参加希望者に布絵本作成キットを配布し、自宅で作ってもらった作品と館内に保存している過去の作品計２４点を展示する。２１日には展示作品の入れ替えを行う。

　「おむすびころりん」や「はらぺこあおむし」などの絵本をはじめ、親子で楽しめるしりとり遊びなど、実際に触って布絵本の温かみを感じることができる。

　また、同館は「布の絵本クラブ」で一緒に活動する参加者を募集している。活動日は第４木曜日の午前１０時から午後３時まで。詳しくは同館カウンターへ。