おめでとう、夕刊デイリー明るい社会賞

本紙掲載日：2022-09-29

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個人１８人、団体３－２０２２年度受賞者決まる

◆表彰式１０月１３日、ガーデンベルズ延岡

　夕刊デイリー新聞社は２０２２年度第４９回夕刊デイリー明るい社会賞に個人１８人、３団体を選びました。明るい社会賞は、地域に根差した地道な社会奉仕活動や伝統文化の継承、スポーツの実践や振興活動を通して社会に貢献、明るい話題を提供している個人、団体をたたえようという賞です。夕刊デイリー新聞社が１９６３年の創立から１０年目を迎えた７３年に創刊１０年を記念して創設し、翌７４年から表彰を始めました。これまでの受賞者は今回を含め個人７６３人、団体が２５７となりました。表彰式は１０月１３日（木）に延岡市のガーデンベルズ延岡で午後３時から行います。

【個人の部】（順不同）
◆佐藤勝子さん
延岡市。１６年にわたり、大門北区の三役として地域貢献。卓越した話術、司会で区の行事を盛り上げてきた。クリーンステーション指導員として環境美化に尽力。地域福祉推進チーム代表として、１人暮らし高齢者の見守り。百歳体操サポーターリーダーとしても活動。

◆後藤恵美子さん
延岡市。民生委員児童委員の経歴を生かし社会福祉、各種奉仕活動を中心に活動。西区主催の行事、道路愛護清掃、防災訓練、健康教室、グラウンドゴルフなどに率先垂範、女性の中心的存在で信頼も厚い。年金協会女性部長としても活躍。民生委員退任後も現委員に協力。

◆吉田修さん
延岡市。２００６年から１４年にわたり区長として地域活動に尽力。任期中、公民館会報を第１号から１６８号まで発行。地域住民の相互理解に努める。町内の美化、清掃、ごみステーションの鳥獣対策、街灯ＬＥＤ化、カーブミラー設置、安全パトロール、登校時の見守りを行う。自主防災を組織し避難訓練も実施。

◆甲斐盛豊さん
延岡市。２００８年から地域おこしに貢献。精力的な行動力で地域を元気づける。文献から小峰焼の復元に貢献。文化を守る会を発足させ、畳表に使う七島藺（しちとうい）を復活、南方小の学業支援、登下校の見守りや「喜楽会つうしん」を発行。甲斐奎太郎翁の冊子を刊行、地域の歴史を記録。

◆甲斐今朝夫さん
延岡市。長年にわたり鹿狩瀬区長、黒岩区長会会長、黒岩地区連絡協議会会長、黒岩小中学校運営協議会委員を歴任。除草、清掃などのボランティア活動を率先して行い、戦没者慰霊祭、くろいわ秋祭りといった地区行事の運営にも尽力するなど、地域のリーダーとして活躍している。

◆松田正彦さん
延岡市。高齢者の通院、買い物の手伝い、公園や道路の草刈り、機械類の修理、メンテナンスと頼まれれば何でもこなす「何でもＯＫ屋」さん的存在。明るく気さくで頼りにされている。海浜公園は定期的に除草。区公民館活動にも積極的に参加。皆をリードするムードメーカー。

◆中村圭子さん
延岡市。自治会存続の危機の中、２０００年から１３年間、書記会計を務めた。退任後は高齢者クラブに入会、会員の拡大、活性化に貢献、１７年から会長。１人暮らし世帯への声掛け、親睦会、旅行、勉強会などの実施に地道に取り組む。児童公園、地区の道路の美化活動にも積極的。

◆安藤善章さん
延岡市。区長として公民館建設に奔走。公園などの草刈りを３０年以上も継続。２００９年からボランティア千鳥会として６００回以上の介護施設への慰問活動を行う。延岡今山大師祭の演芸広場の司会は今年で二十数年目。高校生対象の溶接技能講師も４０年近く続けている。

◆甲斐信行さん
延岡市。２０１５年から現在まで区の広場を自主的に除草、周囲の樹木剪定（せんてい）、施肥を実施。市グラウンドゴルフ協会の理事として運営に尽力。副区長を３回、地域住民の融和と福祉の向上に寄与。高齢者の見守り、児童の登校見守り、ごみステーション管理者としても積極的。

◆甲斐善一さん
延岡市。現・長浜町区長。自主防災組織を発足させ防災訓練を実施。２０１８年の海童神社創建２５０年祭では写真文集を作成し配布。１３年から高齢者の見守りを継続。１２年から国有林野事業の取り組みとしてボランティアで松林の草刈り、歩道整備を行う。百歳体操も始めた。

◆太田ツユ子さん
延岡市。元看護師の知識を生かし、長年にわたり、いきいきサロンや寿クラブ、わだち学級の代表として各種講話や料理教室を計画・開催。高齢者の生涯学習や仲間、生きがいづくり、青少年の健全育成に貢献。９年間、民生委員児童委員、東海東小の安全ボランティアとしても活動。

◆櫨林守さん
延岡市。遠見場山の山道を整備し始めて１５年、山道１２キロのトレッキングコース完成に尽力した。草刈りを欠かさず、約千株のミツバツツジを管理。ツツジツアーやアサギマダラ観察会ではガイドを務める。島野浦音頭保存会にも所属。音頭取りや太鼓、うちわ踊りの継承にも力を注ぐ。

◆伯本玉男さん
延岡市。南方小学校に登校する児童の「見守り挨拶活動」を２０年間行っている。２０年ほど前に当時の南方小学校校長から要請があり取り組んだ。組織的には数年で解散したが、その後も一人で子どもの登校時には所定の通学路に立つ。現在も活動を継続中。

◆深田奏さん
延岡市平原町。１４歳。５歳で大峡神楽に興味を示し、小学１年時から週１回、校区も違う大峡町へ練習に通う。３年生で大峡里神楽、城山かぐらまつりにデビュー。５年時に荒神の舞を祭りで奉納。６年生で延岡神楽の主な九つの舞を習得。国民文化祭では神楽愛好カメラマンの人気となった。

◆廣瀬和男さん
延岡市。川坂神楽の保存継承に尽力。地元はもとより各地の祭礼で奉納するなど知名度向上に寄与、後継者育成にも努めた。６年前から保存会会長。北川小学校で神楽の指導を行うなど学校教育にも参加。子どもたちの郷土愛向上を図り、地区住民との触れ合いの場を提供した。

◆山内伸太郎さん
日向市。新財市区の前区長。約４年前、１人暮らしの高齢者を中心とするニコニコクラブを結成した。荒れた空き地をグラウンドゴルフ場として整備し、週３日、会員とゲームを楽しむ。スコアの集計や景品の準備もこなし、親睦と健康維持のため大変喜ばれている。

◆井上忠佳さん
日向市。区長公民館長連合会の役員（書記）を２０１５年４月から７年間務め、同連合会の発展に寄与した。同連合会の書記として会の司会を務めた。何事にも積極的、真面目で他の模範となっている。高砂区長を１４年から８年間務めた。

◆黒木康夫さん
日向市。現・日向地区交通指導員連絡協議会会長。交通指導員として、道の駅とうごう近くの交差点に毎朝立ち、児童らの登校見守りなどを実践。東郷地区民生委員児童委員協議会会長など、地域の役職を長年務め、地域住民からの信頼も厚い。消防団活動で瑞宝単光章を受章した。

【団体の部】（順不同）
◆岡富中学校生徒会
金丸月音会長。３３２人。地域を盛り上げる活動を継続中。２０１７年から「延岡花物語」の風車アートの制作、設置に協力。花物語が中止された２１、２２年には市内全中学、特別支援学校に呼び掛けて風車プロジェクトを実施した。２１年から地域限定情報誌ｉｍｏｔａｋｏを発刊している。

◆向江クラブ小峰子供を守る会
栁田隆憲代表。１５人。２０１１年発足。小学生の通学路である小峰沈み橋から延岡インター線高架下までの河川敷や河原の除草・野焼き、花壇配置、桜の植樹などを続け、子どもたちの安全を守っている。また、河川敷グラウンドの整備、散策路沿いの花の植栽などを通して市民に喜ばれている。

◆金ケ浜壮年会
甲斐榮会長。１３人。県と市の協力により美しい風景を取り戻した金ケ浜園地を次世代に引き継ぎ、記憶に残る場所にと積極的に草刈りや花の植栽活動を行っている。「日向らしい」風景を演出できるような植栽を工夫、広い敷地の除草も継続。今では多くの人が立ち寄る場所になった。