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ブドウ作りの苦労、喜び学ぶ

本紙掲載日:2022-09-20
7面

収穫や販売を体験−五ケ瀬町の4年生

 五ケ瀬町内の4小学校(三ケ所、坂本、上組、鞍岡)の4年生22人は、4校合同で行う「G授業」でブドウ作りを学んでいる。15日には同町で収穫を、16日は延岡市で販売を体験。ブドウ農家の工夫や苦労、喜びを学ぶとともに、五ケ瀬町の良さをPRした。

◆房を取り、袋詰め

 15日は、同町桑野内のビニールハウスでブドウの収穫を行った。4年生22人と、町教委が2020年に結んだ連携協定により宮崎大学教育学部の4年生4人が参加。ハウスを所有するブドウ農家興梠浩幸さん(57)=同町桑野内=に教わり、生産者の努力や実りの喜びを体感した。

 活動は、ブドウ作りや周囲との交流を通し、地元の魅力を再認識してもらおうと約15年前にスタート。児童たちは5月から栽培に加わり、開花期の花穂から不要な花穂を取り除く花セット、成長を妨げる芽を取り除く芽摘み、虫や病気を防ぐ袋掛けなどを行ってきた。

 この日は、ブドウの絵や「びょうきにまけないぶどうになあれ」など、願いを書き込んだ袋に包まれたブラックオリンピア約300房を収穫。頭上に実った房を片手で慎重に支え、茎の根元を剪定(せんてい)ばさみでパチンと切り離した。

 興梠さんによると、今年のブドウは小粒が多い印象だが、雨が少なく日照時間が十分に確保できたことで糖度は高い。形も良く、例年に比べて脱粒が少ないという。

 収穫後は近くの上組小へ移り、翌16日に延岡市で開く販売会に向けた袋詰めを行った。児童らは手洗いと手指消毒を徹底。興梠さんのお手本に従って重量別に仕分け、「商品」ということを強く意識しながら販売用の袋とパックに詰めた。

 宮崎大学の原添皓史さん(21)は「子どもたちの学ぶ姿勢を感じつつ、(収穫は)私たちも初めてだったので良い経験になった」。鞍岡小の吉村虎勇さん(10)は「収穫は大変だったけど、ブドウがきれいで食べてみたいと思った。みんなにおいしいと思ってほしい」と笑顔。

 興梠さんは「ブドウ作りを覚えてほしいとは言わないが、体験学習を通して楽しさを知り、将来的にこの中(参加した児童)の誰かがブドウを育てるようになってくれたらうれしい」と話した。


◆延岡でPR、販売

 ブドウを収穫した翌日の16日には、午前に延岡市の道の駅「北川はゆま」を、午後に市駅前複合施設エンクロスを訪れ、販売会を行った。

 このうちエンクロスでは、「五ケ瀬町応援隊」と書かれた紫色の法被を着た児童が、のぼり旗や手作りのポスターを手にPR。「おいしいブドウはいかがですか」「一度食べたらやめられないブドウです」「きのう収穫したばかりのブドウです」と、元気いっぱい声を張り上げた。

 児童の呼び掛けの効果もあり、販売開始10分以上前には、ブドウ購入を目的にした人たちが長い列を成した。

 並んだ買い物客を前に児童は、これまでのブドウ作りについてかわいらしいジェスチャーも交えて説明。「興梠(浩幸)さんと僕たち、私たちが心を込めて育てました。一口食べたらきっとあなたを幸せにします」と呼び掛けると、見守った人たちから大きな拍手が送られた。

 ブドウは300〜800円で販売。販売用の台に置かれたブドウはすぐになくなり、児童や教職員は接客や会計に加え、商品の補充作業に追われた。緊張した面持ちながら一生懸命〃働く〃姿にねぎらいの言葉も飛び交い、訪れた女性は「孫に会えたようでうれしい。また来年もよろしくね」とエンクロスのスタッフに声を掛けていた。

 商品は計288点を用意したが、2カ所とも15〜20分で完売する盛況ぶり。坂本小の畦池優海さん(10)は「自分たちが頑張って育てた物がお客さんに届けられて良かった。五ケ瀬町にこんなブドウがあるのだと知ってほしい」。三ケ所小の甲斐幸太郎さん(9)は「緊張したけど、五ケ瀬のブドウを知ってほしいから頑張って発表やPRができた。『五ケ瀬のブドウがこんなにおいしいなんて知らなかった』『五ケ瀬町に行きたいな』と思ってもらい、五ケ瀬産のブドウが人気になってくれればうれしい」と話した。

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