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能楽講座第3回「いろいろな舞を見せる演目」

本紙掲載日:2022-09-14
7面

井上さん(奈良県立万葉文化館企画・研究係長)能「巻絹」解説

 「第25回天下一薪能(てんがいちたきぎのう)」に向け、延岡市の市民協働まちづくりセンターで9日、第3回となる能楽講座が開かれた。NPO法人のべおか天下一市民交流機構(松下宏理事長)主催。

 奈良県立万葉文化館企画・研究係長の井上さやかさん(51)=同市出身=が「和歌の霊性〜≪巻絹(まきぎぬ)≫をよむ」と題して、分かりやすく解説した。

 巻絹のあらすじは―勅命で熊野本宮へ絹を運んでいた男は、本宮境内に祭られていた音無(おとなし)天神に真っ先に参拝し、心中で和歌を詠み神にささげる。その後、絹を届けるも期日が過ぎ、男は懲罰として勅使によって縛り上げられる。

 すると、音無天神が取りついたみこが現れ、その男は歌を納受したのだから許せと言う。神託を疑う勅使に、みこは男に歌の上の句を詠ませた上で、下の句を詠んで証明させ、男は許しを得る。みこは口に出さずとも心に念じれば神は納受すると述べ、神仏の道を体現する和歌の徳をたたえて舞う。

 やがて、みこは神の帰還を願うべく神楽を奉納。熊野の神々が次々と憑依(ひょうい)し、神懸かりとなって再び激しく狂い舞う。

 井上さんは、和歌を文字にしたり詠み上げたりして披露する現代と異なり、「言葉にしないで、心の中で神に手向ける場面は非常に興味深く、特徴的な和歌のささげ方をしている」と紹介。続けて、神である音無天神が仏教用語でいう「三熱」に苦しんでいたことから、神にも仏教の苦しみに匹敵するようなことがあることを描いており、「神仏が習合している発想の中で描かれていたのでは」と推測した。

 また、神に祝詞をあげて神楽を舞うみこに次々と別の神が憑依する場面では、「舞の様子や歌い方、囃子(はやし)の調子が変わると思う。非常に難しい曲でもあるが、見応えのある内容になると考えられる」と話し、「いろいろな舞を見せるような形で作られた演目だろう」と解説した。

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