先賢８人へ感謝−出北観音堂で慰霊祭
本紙掲載日：2022-09-14
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須輪間井堰、恒富、大貫用水路など
延岡市出北の出北観音堂で１３日に営まれた供養祭には、用水路開削に命を尽くした先賢８人の子孫２人と土地改良区の関係者や役員ら約２０人が参列した。
同観音堂に合祀（ごうし）されている先賢は−、岩熊井堰を築造した藤江監物、江尻喜多右衛門▽須輪間井堰、恒富用水路を開削した矢野喜左衛門▽大貫用水路を開削した富山鹿之助、富山喜三郎▽沖田用水路を開削した飯田直三郎▽元恒富村長で恒富用水と出北用水の統合に貢献した日吉幾治▽元県議・元南方村長で岩熊井堰の改修計画に貢献した甲斐奎太郎−。
法要では昌竜寺の圭昌副住職と本東寺（同市松山町）の吉田静正副住職の読経が響く中、参列者全員が焼香した。
法要後、矢野喜左衛門の９代目子孫、矢野拓豊さんの代理で出席した妻の光代さん（７０）が、拓豊さんの言葉を代読。「遺族の一人として考えることは、人のために自分を忘れて働くことの意味。ただいちずに働く喜びがあったのだと思う。慰霊祭がこれからも末永く続き、（遺族として）皆さまの輪の中に入り、喜びと恵みを感じることを願う」と伝えた。