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「いかのおすし」で防犯

本紙掲載日:2022-09-08
8面
藤本会長(右)から防犯グッズを受け取る甲斐さん(中央)と田上さん

小学1年生へ啓発グッズ−高千穂

 子どもたちに防犯意識を高めてもらおうと、高千穂地区防犯協会(会長・藤本昭人高千穂町副町長)は8月31日、町立高千穂小学校(榎本英雄校長、320人)の1年生59人に警視庁考案の防犯標語「いかのおすし」を呼び掛けるグッズを贈った。

 「いかのおすし」は、いかない(知らない人についていかない)▽乗らない(知らない人の車に乗らない)▽大声を上げる(助けてと大声を上げる)▽すぐに逃げる▽知らせる(周囲の大人に知らせる)の頭文字を合わせたもの。

 同協会は毎年、西臼杵郡の小学1年生にグッズを贈呈。今年度は高千穂町59人、日之影町21人、五ケ瀬町25人に標語が記された文具セット、ばんそうこう、クリアファイル、ポケットティッシュのセットを贈った。

 式では、藤本会長が児童代表の田上幸太郎さん(6)と甲斐琉南さん(6)にグッズを手渡し、「大人がいつも近くにいるとは限らないので、自分のことは自分で守るということも考えておく必要がある。『いかのおすし』に注意しながら小学校生活を楽しんでください」とあいさつした。

 標語について、田上さんは保育園で、甲斐さんはテレビで見て知っていたといい「もらったグッズを使いながら防犯に気を付けたい」と声をそろえた。

 同校は式後、各クラスでグッズを配り「いかのおすし」に関する授業を行ったという。

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