イセエビ漁解禁−北浦町の古浦新港
本紙掲載日：2022-09-02
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２日、６５キロ超の水揚げ−台風明けの豊漁に期待
イセエビ漁が１日、県内で解禁され、各地の漁協では２日、一斉に水揚げ作業が行われた。このうち延岡市北浦町市振の古浦新港では、北浦漁協（宇戸田定信組合長）所属の船が夜明けと共に帰港した。
接近する台風１１号の影響が心配されたが、２日は地元の４隻が出漁。漁を終えた漁船が港に入るたびに漁協職員が駆け付けて水揚げの様子を確認。網ですくい上げられた伊勢エビを職員が計量し丁寧にいけすに移していた。
最初に帰港した龍聖丸の鳥居勝船長（３５）は「型の小さい物が多かったが、初日としてはまずまずの水揚げ。台風明けの豊漁に期待したいですね」と話した。
初日の水揚げは６５・５キロで、昨年より２０キロほど多かった。全体的に小ぶりの物が多かったが、１キロ当たり５５００円と昨年並みの高値で取引された。
同漁協販売課の安藤光基係長（３０）は、「コロナ禍で『東九州伊勢えび祭り』のお客さんも減ってると聞いています。一人でも多くの皆さんに、北浦のおいしいイセエビを食べていただきたいですね」と期待を込めていた。