【お知らせとおことわり】

 夕刊デイリー新聞ならびにYUKAN-DAILY-WEBを
ご利用いただきありがとうございます。

 著作権保護のためWEBブラウザ上からの記事・写真の
ダイレクトプリントができないようになっております。
ご了承下さい。

 サイト内の写真は本紙に掲載されたものですが
本紙掲載分の写真については以下のような規定があります。


 夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。

 スポーツで活躍した場面の写真、ステージでの発表会、さまざまな行事で新聞に掲載された写真をご家族の記念に保存されてはいかがですか?

 写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。

写真のサイズと料金は次の通りです。

▽L  サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加)


L  サイズ
(8.9×12.7センチ)
1枚 300円
LL サイズ
(12.7×17.8センチ)
1枚 500円
A4 サイズ
(21×29.8センチ)
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加)

 提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
 掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。

 受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
 写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
 また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。

 写真は個人的利用に限ります。 印刷物などに用いることはできません。

 写真提供サービス開始とともに、これまでの貸し出しサービスは終了します。


 お問い合わせ、お申し込みは
 本社(電話番号 0982-34・5000、平日は午前9時−午後5時、土曜は午前9時−午後3時)へお願いします。

 

保存会が伝統の舞−伊形花笠踊り

本紙掲載日:2022-08-17
1面

県と市の無形民俗文化財−津波を引かせたシラサギが由来

◆子どもたちも稽古の成果を披露

 延岡市伊形地区に400年以上前から続く伝統芸能で、県と市の無形民俗文化財に登録されている「伊形花笠(がさ)踊り」が15日夕、同市の石田公民館で奉納され、地域住民らが伝統的な舞の奉納を見守った。

 踊りは、津波が押し寄せ7日7晩にわたり引かなかった波が、村人が避難していた小高い丘にあった山王神社(現・石田町の日枝神社)に現れた7羽のシラサギの舞によって収まったことが由来とされる。以降、農村、農耕の無事を祈って毎年8月15日に開く「龍神祭」に合わせ、踊りの発祥の地とされる日枝神社で奉納するのが恒例だったが、直前の大雨の影響で、今年も同所に変更した。

 花笠をかぶり、白い着物と青のはかまでシラサギに扮(ふん)した同踊り保存会(重黒木實行会長)の男性7人は、伝統的な音頭と太鼓に合わせ、全3番を舞った。

 続いて伊形中央公民館で夏休みに稽古をした子どもたちが舞を披露。保存会は継承を目的に20年ほど前から、伊形小6年生から希望者を募って教えている。

 今年は男女10人が希望したが、コロナの影響などもあり舞台に立てたのは5人。残る2人は同じく6年生の時に習って以降、毎年通って後輩に指導を続けている本部功樹さん(15)、志さん(14)きょうだいが助っ人として舞台に立った。

 子どもたちは約15分に及ぶ全3番を、動きをそろえて踊りきった。中原光靖さん(11)は「兄がやっていて楽しそうだったから参加した。練習の努力が実った」と笑顔。「何年も踊りが続けばいい。大人になっても舞いたい」と力強く話した。

 中学2年の志さんは今回が初舞台。2年前は稽古が始まった直後に感染拡大で中止となり、本番を迎えることができなかった。また、当時は「女子は舞台には立てない」との決まりだったため、「兄(功樹さん)が踊るのを見て、自分も踊ることができたらいいなと思っていた」という。

 「関わることができるうれしさが一番で、舞うことで直接伝統に関われた。今後も途切れることなく継承できるよう、私も教えていきたい」と意気込んだ。

 同日午前には「龍神祭」が、翌16日夕には新浜町の長浜海岸で、花笠に宿った神様に感謝し、花笠と共に海に帰す「笠流し」の儀式があった。

その他の記事/過去の記事
page-top