今年初、食中毒注意報−県
本紙掲載日：2022-07-23
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防止３原則徹底など呼び掛け
県は２２日、今年初めての食中毒注意報を発令した。発令の要領に定める基準（最高気温３２度以上が相当期間継続すると予想される場合）に該当するため。食品取り扱い者や県民に食中毒防止の３原則の徹底などを呼び掛けている。
県衛生管理課によると、同注意報は食中毒の発生リスクが高まる時期に、県民や食品などを取り扱う事業者に対して食品衛生に関する注意を喚起することで、食中毒の発生を未然に防止することを目的に発令する。
食中毒防止の３原則は�〆拔櫃覆匹鮨�べ物に「つけない」（調理を始める前に手を洗うなど）�⊃�べ物に付着した細菌を「増やさない」（低温で保存するなど）��食べ物や調理器具に付着した細菌やウイルスを「やっつける」（肉や魚は十分に加熱するなど）。
過去の同注意報の発令は２０１９年と２０年に各１回、昨年は０回。過去３年間の食中毒の発生状況は、１９年が３０件（患者数２９３人）、２０年が４２件（同９２人）、２１年が２４件（同１５０人）。今年は７月２２日現在で２４件（同６４人）。
同課は「食中毒の発生するリスクが高まる気象条件になり、発生が懸念されることから、『食中毒注意報発令中の食品衛生の心得』を参考にして、食品関係営業施設や家庭での食中毒の未然に防ぎましょう」と注意を喚起している。