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ダムと発電所を見学−北川小4年生

本紙掲載日:2022-07-20
7面

それぞれの役割学ぶ


 延岡市と大分県、佐伯市、関係漁業協同組合で組織する北川ダム湖環境整備推進協議会は8日、延岡市北川町の北川小学校4年生18人と佐伯市宇目の宇目緑豊小学校4年生11人を対象にした「北川ダム湖上中流域交流事業」を開き、児童らはダムや発電所の見学などを通して、交流を深めた。

 両校の児童が一緒に佐伯市宇目の北川ダムと延岡市北川町川内名の北川発電所を見学。大分県企業局の担当職員から、北川ダムは弓のように曲がったアーチ式で、高さが延岡市にある今山大師像(17メートル)の約5倍に相当する82メートル、サッカーグラウンド2面分の長さ188メートル、ダム湖の総貯水量は4100万立方メートルに上ることなどを聞いた。

 また、子どもたちは、北川発電所が通常、北川ダムから水路を通じて送る水の力で電気をつくる「発電ダム」として機能し、大雨の時には少しだけ放流しながら残りを蓄えることで下流の被害を防ぐ「洪水調節ダム」の役割を果たしていることを学習。発電所は支流を含む3カ所にあり、一度利用した水を繰り返し使って効率よく発電していることなども学んだ。

 施設見学後には北川町の白石河川敷に移動し、両校の児童が水生生物調査や魚のつかみ取りで交流。北川小の伏見里奈さん(9)は「ダムの上に並んだ数字は水が流れる所(水門)の位置だと知った。魚たちを守るため川をきれいにしようと思った」と話した。

◆北川の山や川についても学習

 北川小の4年生は前日の7日、同校で「北川の山や川」をテーマに学習。森林保護活動にも力を入れている北川漁協組合長の長瀬一巳さん(69)が講師を務め、数多くの生き物がすむ北川の恵みやそれを育む森林の役割を分かりやすく伝えた。

 長瀬さんは、伐採して木がなくなった山は降った雨を蓄えられずに崩れやすく、土砂災害が起きたり川の水がすぐに濁ったりして魚などの負担になることを説明。林業の機械化が進み、森の再生が追い付かない早さで伐採が進んでいると懸念した。

 そうした中、北川漁協は山林所有者との間で、樹齢30年以上の林をこれから30年間伐採せずに保存する「水源の森」づくり活動を継続。2000年の活動開始から、現在までに534・4ヘクタールの雑木林を借り受けて守っていると報告した。

 長瀬さんは「釣りをさせたいのではなく、行きたくなる川を残したい」とさまざまな活動への思いを説明。15年ほど前の調査で北川には、五ケ瀬川よりはるかに多い197種類もの生き物がいて、当時は四万十川を抜いて日本一になったことを紹介した。

 また、北川で捕獲したナマズやウナギ、テナガエビなどを子どもに触れさせ、アユ捕り用の投げ刺し網やちょん掛け針、ウナギを捕獲する筒付け(仕掛け)、はえ縄も持参。アユの友釣りやかにかごを使ったモクズガニ漁など、地元に残る昔ながらの漁法を紹介した。

 話を聞いた子どもたちは、「森の役割がよく分かった。山を大切にしたい」「いろんな魚の捕り方があると知った」「魚は苦手だったけど少し好きになれた」などと話していた。

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