本番楽しみに面作りと練習

本紙掲載日：2022-07-18

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８月の夏祭りに向けて－富高小ひょっとこ踊りチーム

　第３９回日向ひょっとこ夏祭り（８月６日、ＪＲ日向市駅前広場周辺）に参加する富高小学校のひょっとこ踊りチーム「富高小てんてこてん」（３～５年生）と「同ジュニア」（１、２年生）３６人が本番に向け、練習に励んでいる。

　富高小てんてこてんは、同祭り実行委員会によるひょっとこ踊り普及事業をきっかけに１９年前に発足。毎年、集まった同校児童の希望者でチーム（連）を編成し、お手製のお面を着けて踊りに参加している。

　１７回目の参加となる今年は、３～５年生の富高小てんてこてんに１６人、１、２年生の同ジュニアに２０人が集まった。今月４回、同小体育館で練習を行い本番に挑む。

　初回の２日には、１部で面作り、２部でひょっとこについての講話と基本練習をした。面作りでは、長年、富高小てんてこてんの取りまとめをしている安田宗信さん（６１）＝宗建設社長、都町＝ら世話人１０人の指導の下、紙粘土と和紙を使って面の型取りを行った。

　２部では、日向橘ひょっとこ踊り保存会の髙橋安光会長が講話した。ひょっとこの由来が火を吹く男「火男」であること、里神楽をアレンジした「楽しんで、笑ってもらうための踊り」であることなどを紹介した。

　基本練習では、髙橋会長ら保存会の３人が足の使い方（ステップ）から指導。児童は「大きく上げて踏み込む」「腰を落としてリズムに乗る」などの説明を受けながら、体育館を往復した。

　その後、手の動きを加え、一連の動作を練習。「テンテコテン」と言いながら、リズムに合わせて踊った。

　約２時間の練習に汗を流した甲斐さくらさん（９）は「幼稚園の時から踊っていて、富高小てんてこてんでは２回目。面白いから好き。本番が楽しみ」と話した。

　１６日には、約２週間かけて乾燥させた面の色塗りを行い、児童たちは自分好みの配色でユニークな面に仕上げた。