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初代延岡駅、開通直後の写真

本紙掲載日:2022-07-18
3面

実家が駅真向かい宮の井旅館−日向市の佐藤幸子さん

 写真は初代の延岡駅舎。日向市塩見の佐藤幸子(ゆきこ)さん(84)から届いた。小学校以来の同級生、川澄忠幸さん(和歌山県在住)が見つけて、「懐かしいじゃろ」と同窓会の時に持ってきてくれたものという。

 佐藤さんの旧姓は宮井。実家は同駅の真向かいにあり、「宮の井旅館」を営んでいた。ただしこの写真にはまだ写っていない。

 延岡駅は1923(大正11)年5月1日に開業し、先月、100周年記念イベントを行ったばかり。写真に記されている22年12月15日は、市棚駅(延岡市北川町)から重岡駅(佐伯市宇目)間が開通し、小倉駅(福岡県)から吉松駅(鹿児島県)までつながった日だ。

 撮影日がこの日かどうかは不明だが、1934(昭和9)年5月に駅前で発生した火災で焼失した建物(写真右側)が写っていることから、それ以前に撮られたことは間違いない。

 宮の井旅館は40(同15)年、本業は林業だった幸子さんの父、常四郎さんが建てた。

 1階の炊事場の隣に、力士も入れる大きな五右衛門(ごえもん)風呂があり、当時は宿泊客が交代で入っていた。隣にあった「津山食堂」など近くに下宿していた人も入りに来ていた。湯船にはタイル張りの枠があり、段が一つ設けられていて、そこに腰掛けて体を洗っていたという。

 「3歳ごろ、タイルの枠の隅に私を立たせて、父が足の指の間を洗ってくれたことを思い出します。優しい父でした」

 旅館の裏の畑には防空壕(ごう)。駅前には、木に囲まれた池(水槽)があった。「火災に備えて水をためてあると母(フジさん)に聞いた」と幸子さん。

 初代駅舎は延岡大空襲による被害はなく、1965(同40)年に改築された。その頃、同旅館のあった一区画も、少し南の現在地に移動した。宮井さん方は1階で「喫茶ゆき」、2階で旅館を営んでいたが、現在は廃業している。現在の駅舎は3代目。

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