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祭りで無病息災を祈願

本紙掲載日:2022-07-14
7面
地域住民らが参列した古川薬師瑠璃光如来堂の祭り

古川薬師瑠璃光如来堂−延岡市古川町

 病気やけがを治すと伝わる延岡市古川町の「古川薬師瑠璃光如来堂」で3日、恒例の祭りがあった。地域の人ら約40人が参拝。感謝の気持ちを伝えるとともに、無病息災などを祈願した。

 同所は、地域の人から「薬師さん」と呼ばれ親しまれている。元は「松尾山長福寺」といい、松山町にあった松尾城の西の丸にあったとされる。地域に残る記録によると、1084(永保4)年に建立され、1446(文安3)年に松尾城を築く際、現在地に移したと伝わる。

 近年は7月の第1日曜に祭りを続けており、この日も城影寺(同市北小路)の佐藤大起副住職が法要を行い、参拝者が焼香。手を合わせ、新型コロナウイルスの終息や一年の健康を祈った。

 薬師堂は石段を上がった小高い丘の上にあるが、現在も地域住民らが参拝を続けているという。この日参列した加行洋さん(80)は、「昔から伝わる病気やけがを治してくれる仏様。いつまでも大切にして、薬師さんにも地域のため、頑張ってほしい」と話した。

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