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シキミ収穫、大忙し−JA延岡

本紙掲載日:2022-07-13
1面
収穫したシキミを選別する片岡港さんと純子さん夫妻

県内有数の産地−北川町

 お盆を前に県内有数のシキミ栽培地・延岡市北川町川内名で収穫作業が始まった。JA延岡北川町しきみ部会の会員は50人、約100ヘクタールで栽培している。昨年度は214・3トンを出荷。今年も今月中旬から8月上旬がピークを迎える。

 同部会下塚支部の片岡港さん(61)は、約2・5ヘクタールのシキミ畑で毎日早朝から作業に汗を流す。団体職員から転身し、父親の後を継いで24年。昨年度の県花卉(かき)共進会経営部門(個人)で1等に輝いたJA延岡管内有数の生産者でもある。

 通年で出荷するために6、7品種を栽培しており、この季節は暑さを避けて午前5時から畑に入る。刈り取ったシキミは自宅で妻純子さんと一緒に60センチ、70センチ、80センチ、100センチと4種類に分けて切りそろえ、束ねて出荷。JA延岡を通じて、主に西日本地区に届けられ、発色が良く日持ちがすると高い評価を得ている。

 片岡さんは、自身の仕事以外にも支部会員の出荷の手配や発送も担っているため、この時期は目も回るような忙しさ。それでも「体の続く限りは現状を維持しながら、さらに品質の良いシキミづくりに努めたい」と話していた。

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