幻想的な明かりともる

本紙掲載日：2022-07-11

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幻想的な明かりで訪れた人たちを楽しませた「のべおか彩の会」のペットボトル灯籠

のべおか彩の会の皆さん

地元で初めて大道芸を披露したトコトコ☆とこなつさん

ペットボトル灯籠千本－のべおか七夕まつり

　延岡市山下町の今山八幡宮東参道沿いで９日、市民グループ「のべおか彩（いろどり）の会」（髙橋忠彦会長）によるペットボトル灯籠がともされ、温かな明かりが訪れた人たちを楽しませた。

　同所で１０日まで開催された「第６５回のべおか七夕まつり」の一環。当初２日に予定していたが、悪天候のためこの日に延期していた。

　会員約２０人が参加し、午後３時すぎからペットボトル灯籠約千本を設置。午後５時３０分、点灯を心待ちに集まった来場者らが火をともすと、ハートと天の川の形が浮かび上がった。

　辺りが暗くなると、オレンジ色の幻想的な明かりが石段や鳥居を照らした。土曜日の夜とあって多くの人出があり、次々と訪れる来場者は、ハート形の中に入るなど、写真撮影を楽しんでいた。

　事務局長の山﨑洋さん（７７）は「『きれい』とお客さんが喜んでくれた。やっぱりいいですね」と満足そうだった。

◆女性パフォーマーが大道芸を披露

　のべおか七夕まつりでは、延岡市出身のアイドルパフォーマー・トコトコ☆とこなつさんによる大道芸披露も８、９日に行われた。

　トコトコ☆とこなつさんは、宮崎を拠点に活動するジャグリングパフォーマー集団「ひがちゅうエンターテインメント」所属の全国的にも珍しい女性パフォーマー。

　今回、地元で初のパフォーマンスが実現し、８、９日に合計６回、商店街内で大道芸を行った。さまざまな道具を器用に操るジャグリングショーを披露。元気いっぱいのパフォーマンスに多くの人が足を止めて見入った。

　複数の球を自由自在に操る様子や、２本の棒を使って傘を操る姿にくぎ付けになる子どもの姿も。技が成功するたび、笑顔で拍手を送っていた。

　トコトコ☆とこなつさんは「感謝の気持ちでいっぱい。温かい応援に助けられ、伸び伸びとパフォーマンスができた。これから、延岡の方々が楽しいパフォーマンスに触れ合う機会が増やせるよう、レベルアップしたい」と話した。