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延岡の各地で田植え体験−こひつじ保育園となかしま保育園

本紙掲載日:2022-07-04
7面
大人をまねながら田植えを体験するこひつじ保育園となかしま保育園の園児たち

種から育てた苗植える

 延岡市川原崎町のこひつじ保育園(牧野陽子園長)の3〜5歳児と、同市中島町のなかしま保育園(牧野多津子園長)の5歳児計約40人は6月25日、こひつじ保育園に隣接する田んぼで田植えを体験した。種から育てた苗を植え、成長を見守りながら1年かけて米作りを学ぶ。

 30年以上続く恒例行事。5月に種をまき、その後はこひつじ保育園の年長児が交代で水やりし、育ててきた。

 田植えは地域の人や保護者の支援を受けて実施。園児は職員の手を借りながらヌメヌメした田の中を懸命に進み、大人のまねをしながら丁寧に植えていった。なかしま保育園の佐藤光耀ちゃん(5)は「簡単だったよ」と得意顔だった。

 植えたのはもち米で、秋に稲刈り、12月に餅つき、来年3月には赤飯を炊いて卒園式で配る予定。米ができる過程を、体験しながら学ぶ。

 前日の24日には、こひつじ保育園の園児たちが田んぼで泥んこ遊びを楽しんだ。園児たちはカニを見つけて喜んだり、ボールが流されているのを見つけて驚いたり。友達同士で支え合いながら歩く、ほほ笑ましい姿も見られた。

 藤田怜那ちゃん(5)は「田植えが一番ドキドキしたけど楽しかった。おいしく育ってほしいし、お餅にして食べるのが楽しみ」とにっこり。林田煌世ちゃん(5)は、「泥んこ遊びは一番楽しかった。気持ち良かった」と満足そうだった。

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