「笑顔と元気を日本一届けたい」
本紙掲載日：2022-05-18
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宮崎花ふぶき一座・全国大会前に公開リハ−延岡
チンドン屋の宮崎花ふぶき一座（宮田わかな座長）は１５日、延岡市山下町の今山大師の本堂前で、２２日に開催される「第５４回全国選抜チンドン祭」を前に、公開リハーサルを行った。
チンドン祭は、愛知県一宮市萩原町の商店街で長年続いているプロのチンドン屋の全国大会。日本全国から１５組が出場し、各組に付いたスポンサーの宣伝を競う。今回は３年ぶりの開催となる。
宮崎花ふぶき一座は都城市を拠点としているが、延岡市でも商店街に滞在して「チンドン屋・イン・レジデンス」を行ったり、今山大師祭の演芸ステージに出演したりするなど縁が深い。
チンドン祭には毎回参加しており、前回は最優秀賞だったという。練習の仕上げと、江戸時代から続くチンドン文化のアピールを兼ねて、公開リハーサルを企画した。
１５日はあいにくの雨天だったが、大勢の人が訪れた。
同一座がチンドン祭で宣伝するのは、一宮市の尾張健友福祉会。演題は「あなたのパートナーになりたい」。本番と同じく３人編成で４分間の演目を披露した。チンドン太鼓、三線（さんしん）、鼓（チヂン）を演奏しながら歌ったり、寸劇をして笑いを誘ったりして、同福祉会を宣伝した。また、「上を向いて歩こう」や奄美大島の島唄を歌って、会場を盛り上げた。
最後は訪れた全員からの「全国大会、頑張れ」のエールを受けた。終了後には、メンバーが来場者一人一人にあいさつをしたり記念写真を撮ったりして交流を深めた。
宮田座長は大会前に延岡市でリハーサルできたことに感謝し、「大会では笑顔と元気を日本一届けたい」と意気込んでいた。