へべすジン、ミニボトル発売

マスターソムリエ高野修さん監修

◆要望多く第２弾−イオン九州

　イオン九州（柴田祐司社長、本社・福岡市）はこのほど、日向特産の香酸（こうさん）かんきつ「平兵衛酢（へべす）」を使ったへべすジンのミニボトル（１８０ミリリットル）を数量限定で発売した。日向市日知屋のイオン日向店のみで販売している。監修は高野総本店の社長で、全国に５０人ほどしかいないマスターソムリエの高野豊さん。製造は羽田麦酒（東京都大田区）。アルコール度数は４０度で、価格は税込み１７３８円。

　へべすジンは今年１月、５００ミリリットルサイズ（同３５７５円）で販売を始めた。特有の酸味、まろやかなうま味、芳香な香りが楽しめるジンとして、世代を問わず人気を集める。要望の多かったミニボトルを追加することで、一人飲み、飲み比べ、土産用など多彩な用途に対応。併せて手頃な価格を実現した。

◆十屋市長にＰＲ−イオン日向店で発売記念イベント

　監修した高野さんは１０日、イオン九州の吉田稔宮崎事業部長、イオン日向店の谷野智謙店長、日向のへべす消費拡大プロジェクト会議の黒木和之会長らとともに市役所を訪れ、十屋幸平市長に商品をＰＲした。

　高野さんは、ミニボトルサイズの商品が都市部で好評を得ていると発売に至った経緯を紹介。「東京都大田区に首都圏の販売拠点をつくる。さらに、ベトナム、カンボジアなど東南アジアでも販売していきたい」と今後の展開を披露した。

　これに対し、十屋市長は「へべすという素材を、磨き上げてほしい。地域の人も元気になって頑張っている。今後もよろしくお願いしたい」と期待を込めた。

　この日はまた、イオン日向店で発売記念イベントもあり、高野さんが特設コーナーに立ち、訪れた買い物客にへべすジンのＰＲなどを行った。