わが社のホープ−日向・細島地区立地起業（１０）

サノヤス・エンジニアリング宮崎工場・吉原直弥さん（２０）

◆目標決め日々仕事−自慢は確かな技術力

――志望のきっかけを教えてください。

「日向工高機械科で学び、モノづくりの仕事に就きたいと思っていました。就職先でいろいろ悩んでいたときに、もともと顔見知りでサノヤスに勤めておられた部活動の後輩のお父さんに、『一緒に働かないか』と誘っていただいたのがきっかけです。会社見学などを通じて『自分に合っているな』と感じ、応募しました」

――どんな仕事をしているのですか。

「宮崎工場は金属表面の塗装をはがしたり、さびを取ったりするショットブラストという産業機械の設計・製造・メンテナンスが主業務です。私は製造課組立グループに所属し、仮組みされた部品をボルトで固定したり、モーターを据え付けたりなどして完成させる毎日です」

――喜び、やりがいを感じるのはどんなときですか。

「仕事をするとき、例えばこの作業だったら何分で済ませようとか目標を決めることにしているのですが、設定時間内にきちんと終わることができたときがうれしいですね。そんな様子を上司が見てくださり、任される仕事が少しずつ増えてきたことがモチベーションアップにつながっています」

――会社自慢を教えてください。職場の雰囲気はどうですか。

「『確かな技術にまごころこめて』のスローガンの下、モノづくりへの真剣な姿勢を通じ、お客さまに満足していただける製品・サービスを提供していることが自慢であり、誇りでもあります。
職場の中では最年少ですが、いい先輩方に囲まれて恵まれているなと感じます。仕事は真剣、休憩中は笑い声が絶えないなどめりはりの利いた環境で毎日楽しく働かせてもらっています」

――将来の夢を聞かせてください。

「一日一日の仕事に真剣に取り組み、少しでも早く一人前と認められるようになるのが一番の目標です。今年入ってくる後輩にいい見本が見せられるよう、貪欲に勉強していきたいですね」

――サノヤス・エンジニアリング宮崎工場で働きたいと思う方へエールをお願いします。

「優しい先輩や上司が丁寧に指導してくださるので、機械の知識や経験がなくても安心して働ける職場です。福利厚生面も資格取得の経費負担など充実しています。就職で悩んでいる方やモノづくりに興味がある方、一緒に働きませんか」

【プロフィル】門川町生まれ。日向工高３年時に県高校総体バドミントンで団体ベスト４。趣味は磯釣り。