新型コロナ、県内８８人

延岡市１３人、門川町３人、日向市２人−１３日

　県は１４日、１３日に県内で８８人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県北関連は延岡市１３人、門川町３人、日向市２人。延岡保健所管内で福岡県在住１人が確認された。都城市では接待を伴う飲食店で１７人が感染するクラスターが確認された。県内の累計感染者は６４５２人となった。

　県と宮崎市によると、県北外の市町村別は都城市３５人、宮崎市２６人、三股町３人、都農町２人、日南市、高鍋町、福岡県、岐阜県が各１人。

　年代別は、１０歳未満４人、１０代１３人、２０代３１人、３０代１３人、４０代１５人、５０代９人、６０代、７０代、８０代が各１人。

　１３日の検査件数は３３２件で医療機関の検査で判明したのが４４人。接触歴は、クラスターを含む知人や同僚などが１９人、家族、親族が１８人。県外由来とみられるのが５人で、調査中は３６人と感染拡大の火種は増えている。

　県北関係では、門川町の１０代男性は既発表感染者の同僚、２０代男性は知人と接触歴。延岡市の３０代男性は感染した同僚、２０代男性は家族と接触歴があった。日向市の２０代男性は既発表の知人と接触歴。延岡市の２０代女性は既発表の複数の知人と接触歴があり、延岡保健所管内の医療機関で判明した福岡県在住１０代女性は、同市内の知人と接触があった。

　延岡市の２０代の女性３人、男性１人、１０代女性、５０代女性、日向市の２０代男性、門川町の２０代女性は行動歴などを調べている。

　県によると１３日時点の県内の入院（２６５床）は３３人。そのうち県北では日向入郷（２８床）で３人、延岡西臼杵（５３床）で２人が入院している。宿泊・施設等療養は１４９人で自宅療養が３６人。宿泊施設は宮崎市３８人、延岡市２４人、都城市５１人が療養している。入院・療養調整中は１２８人。


◆都城市でクラスター、飲食店の従業員と利用客１７人が感染

　県は１４日、都城市の接待を伴う飲食店で従業員と利用客計１７人が感染するクラスターが発生したと発表した。県内でのクラスター確認は４日連続で、今月６例目。累計は１０４例目となった。

　県感染症対策室によると、感染者の居住地は同市１６人、三股町１人。従業員は２０代と３０代の男性２人、女性６人。利用客は２０〜５０代の男性８人、女性１人。今月８〜１０日に、店舗で勤務したり、利用したりしたという。

　店舗は県のひなた飲食店認証制度の認証店ではなく、同室はマスクを外す場面があり、換気が不十分だったと指摘している。

　県内で接待を伴う飲食店でのクラスターは第５波では確認されておらず、５月１７日以来の確認という。


◆１５日発表は１４０人未満

　県は１５日午前、新型コロナウイルスの１４日の新規感染者が１４０人未満になる見込みと発表した。また、県が所管する保健所管内で新たなクラスター（感染者集団）の発生が確認されたことを明らかにした。確定値は午後４時に公表する。