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バターサンド2品、知事にPR

本紙掲載日:2021-12-29
2面
知事に完成した商品を紹介した延岡商業高の生徒ら(21日、県庁)

延岡商高生−椎葉の菓子店と共同開発

◆来月、東京で販売も

 県の「高校生による県産品魅力向上販売促進事業」でクリームサンドを開発した延岡商業高(大迫良三校長)の3年生2人が21日、県庁を訪れてPR、試食した河野知事は「おいしく、素晴らしい」とたたえた。

 高校生が県内の食品加工事業者と連携し、県産品の魅力向上を行うプロジェクト。延岡商業高は、椎葉村の菓子店「菓te―ri」(椎葉昌史社長)と共同開発した。

 完成したのは「さくらバターサンド」と「おとなのチーズバターサンド」の2品。流通経済科3年の今村優菜さんと大谷清代華さんが、知事に開発の過程と商品の特徴を説明した。知事は「『さくら』は香りもよく、『おとな』というネーミングが引きつける。これでお酒が飲める」と感想を語った。

 2人と同科の福山琉心さんは来月15日、東京都の「新宿みやざき館KONNE」を訪れて販売PRを行う予定という。

 今村さんは「開発した商品や宮崎の魅力を多くの人に味わってもらいたい。進学先でもこの経験を生かして深めていきたい」。大谷さんは「商品の提案、CM動画の出演などめったにできない経験ができた。たくさんの人に知ってほしい」と話していた。

 同事業では、妻高校(西都市)がブルーベリーとイチゴ、ヨーグルト、甘酒などから飲料「ベリクル」を開発。延岡商業高と一緒に知事室を訪れた。東京でのPRにも参加するという。

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