「魚が死なない海に」
本紙掲載日：2021-12-17
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門川小４年生が海岸でごみ拾い
人間が出したごみを誤飲し、動物が命を失うのを防ごうと、門川小学校（竹��成夫校長、４２６人）の４年生７８人は６日、同町上納屋地区の海岸でクリーン活動を行った。
４年生は、総合的な学習の時間「門川タイム」で、継続的に環境学習を行っている。学校と地域をつなぐ地域学校協働活動推進員の黒木裕さん、�盒業�穂さんが間に立ち、町環境水道課の職員を招いて水質調査を行ったり、観光協会の職員を招いて海岸の現状について話を聞いたりしてきた。
そこで児童は、生活排水によって川の一部が汚れている現状や、世界的に問題になっているプラスチックごみを含む多くのごみが海岸に捨てられたり、流れ着いたりしていること、それを魚などが食べ物と間違って食べた場合、命を落とすことがあることを知った。授業の後、複数の児童が自主的にごみ拾いを行っていたこともあって、全員で活動することになった。
１組が海岸沿い、２組が国道沿いと分かれて、ごみを拾いながら目的地に移動。到着すると砂浜に散らばったプラスチック片やライター、ペットボトルなどを拾った。消波ブロックによじ登り、隙間にあるごみも拾った。拾った物は、教わりながら分別。すぐにごみ袋がいっぱいになった。
普段から友人と登下校中にごみ拾いをしているという吉野夏央さん（１０）は「電池やたばこの捨て殻が落ちていてびっくりした。きれいな環境で、魚が死なないで生きてくれる海であってほしい。またきょうもいっぱい拾って帰ろうと思った」と話した。
この日は、観光協会や環境水道課の職員も参加。集めたごみは軽トラック１台では運べない量となり、同課の職員が２度に分けて運び、処分した。