九保大、１１年ぶり１部昇格

九州大学サッカーリーグ

◆監督「堅守速攻で戦いたい」

　九州大学サッカーリーグ代替大会２部は１２日までに、福岡県の西日本工業大グラウンドなどで行われ、九州保健福祉大が準優勝し、１１年ぶりに１部昇格を果たした。

　今季は新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が中止となり、短期の代替大会を実施。１２チームを４パートに分けた予選リーグの後、上位チームがトーナメント戦を行い、１部昇格の２枠を争った。

　九保大は予選で２戦２勝。決勝トーナメント１回戦は沖縄大に３―２で競り勝ち、準決勝は西日本工業大を３―０で下した。この時点で２位以上が確定。決勝は熊本学園大に０―２で敗れたものの、目標を達成した。

　部員は１９人と多くはないが、ほとんどが特待生の少数精鋭チーム。今年から指揮する山本順之監督は、「人数は少ないがよく頑張った。技術はまだまだだが、フィジカル面と運動量の多さが持ち味で、選手も自負があったと思う」と振り返る。厳しい戦いが予想される来季に向けて「残留を懸けて、堅守速攻で戦いたい」と抱負を語った。

　九保大の結果は次の通り。

▽予選リーグＤパート
九保大４―１立命館アジア太平洋大、九保大１―０鹿児島国際大

▽決勝トーナメント１回戦
九保大３―２沖縄大

▽同準決勝
九保大３―０西日本工業大

▽決勝
熊本学園大　２　１―０　０　九保大
　　　　　　　　１―０


◆気持ちで戦って−寺本拓馬（主将）
「これまであと一歩のところで勝ち取ることができなかったが、最後の年に達成できて素直にうれしい。一つ上のステージになるが、後輩たちには１戦１戦、気持ちを持って戦ってほしい」


◆優勝目指して−塚本雄太（来季の主将）
「４年生のために頑張ってきて、昇格が達成できてうれしい。残留はもちろんだが、来年は自分たちが最後の年なので、優勝まで目指して頑張っていきたい」