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元気いっぱいに奉納太鼓

本紙掲載日:2021-12-16
8面
「竜神太鼓」を演奏する、つのだ保育園の園児
全員でみこしを担ぎ、神社周辺を歩いた

つのだ保育園児、角田神社例祭に参加−延岡市北方町

◆「ワッショイ」みこし渡御も

 延岡市北方町のつのだ保育園(柳田美千代園長)の園児23人が9日、1300年以上の歴史がある地元の角田神社の例祭に参加、奉納太鼓で氏神に一年の感謝の気持ちをささげたほか、みこしを担いで神社周辺を練り歩いた。

 同神社の例祭は毎年7、12月の9日に行われる伝統行事。同園の園児は12月の例祭に参加するのが恒例となっている。

 この日は、おはらいを終えた園児がそろいの法被に着替え、木々に囲まれた境内で力強い太鼓の音を響かせた。

 演目の一つ「竜神太鼓」は、同保育園の初代園長が考案。毎年、年長児が演奏するのが伝統で、今年も元気いっぱいの掛け声と太鼓を打つ音が重なり合った。演奏した園児は「みんな一緒だったから緊張しなかったし、楽しかった」と話していた。

 この後、園児は地域の人が作ったというみこしを担いで渡御。保育士らの笛、太鼓の音に合わせ、「おみこしワッショイ、ワッショイ、ワッショイ」と威勢のいい声を上げながら神社周辺約200メートルを歩いた。

 柳田園長は「奉納太鼓やみこしは地域の方の支えがあって、長い間続けることができている。園児にとって角田神社は七五三などで慣れ親しんできた場所で、今回のような体験を通して神仏を身近に感じてもらい、地域伝統を大事にする気持ちを育んでいってほしい」と話していた。

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