活動の成果、生き生きと

２年ぶり開催、健康教室まつり−延岡

　延岡市の第３２回健康教室まつりは１３日、同市東浜砂町の延岡総合文化センターであり、市内３５の教室から約４３０人が参加、日頃の活動の成果を披露した。主催は市教育委員会、市健康教室推進協議会（首藤邦子会長）。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となったため、２年ぶりに開催した。

　開会式で、首藤会長は健康教室が昨年５０周年の節目を迎えたことに触れ、「さまざまな人の支えで今日を迎えられた。元気づくりや健康づくりには社会との交流が不可欠。楽しく活動を続けていきましょう」と呼び掛けた。

　続けて、健康教室のリーダーを１０年以上務めた個人と、運営を１０年継続した団体を表彰。一ケ岡の吉永綏子さん（７６）、東海の健康教室「グレープ」、出北の「東ミニバレー」に澤野幸司市教育長が表彰状を贈った。

　受賞者を代表し、吉永さんが「受賞はとても光栄。皆さんのおかげで毎日充実した日々が送られている。これからも笑顔にあふれた教室をみんなで続けていきたい」と謝辞を述べた。

　式典の後は発表会が開かれ、各教室がレクダンスや社交ダンス、太極柔力球などを次々と披露。ステージのライトが出演者を生き生きと照らし、会場は温かな拍手に包まれていた。出演者の中には８８歳が９人、９０歳以上が４人いて最高齢は９３歳の藤島静子さん（中島教室）だった。

　同市の健康教室は１９７０年、中央体力つくり学級としてスタート。コロナ禍でさまざまな制約があった中、今年度は８３の教室が市内の体育施設や小中学校の体育館、地域の公民館などでさまざまな活動を行い、延べ約１７００人が受講している。