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▽L サイズ 1枚 300円
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(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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標準服(制服)−男女差なくす
◆校長会の研究会が決定負担軽減、機能性を重視
経済的な負担の軽減や、生徒が自由に選んで着用できる環境を整えようと検討を重ねてきた延岡市立中学校校長会(会長=瀬戸山初博・恒富中学校校長、16人)の「標準服(制服)研究会」は、男女差がなく、機能性の高い標準服に決めた。来春には市内8校が採用するという。
標準服はブレザータイプ。濃紺のブレザーに、濃いグレーのスラックスまたはスカートで、生徒は好きな方を選んで購入、着用できる。また、品質や価格を考慮して数種類の商品から選択して購入できるのも特徴。今回、学生服、紳士服メーカー5社が参入。基準のデザイン、サイズで標準服を用意した。
標準服の検討は、スラックス着用を希望する声が女子生徒から複数上がったことなどから始まった。また、少子化で制服の発注数減少に伴い、価格が上昇。ブレザーやセーラー服上下一式のみで4万円を超える学校が多く、経済的負担も大きな課題となっていた。
北方学園中は今春、生徒総会で制服変更の要望が上がった。三樹浩二校長がそのことを校長会で紹介。情報交換や意見交換の場として、複数校の校長によって研究会を立ち上げ検討を進めた。現在の制服について、保護者にアンケート調査を行うと、価格が高いと感じていることや、ジェンダーレス(性差の境界をなくす)の必要性を感じていること、自宅で洗濯できる物を望んでいることなどが分かった。
生徒も同じだった。北方学園中生徒会は、全校生徒に「理想とする制服」についてアンケートを実施。アイロンを掛けなくていいもの、乾きやすいもの、下着が透けないものなど数多くの意見が寄せられ、生徒会は「性別にとらわれず、快適で動きやすく、私たちにも経済的にも優しい標準服」とまとめた。意見を踏まえてサンプルを決定。導入を検討する学校に展示して生徒から意見を聞き、保護者や教職員から意見聴取も行った。
複数メーカーの採用は珍しい取り組みだが、「もともと自由に選ぶべきもの。選択の幅を広げ、より多い物の中から選ぶ必要がある」と三樹校長。競争原理も働き、結果として、ブレザー上下一式が2、3万円台で購入可能となった。
標準服の採用は各学校の判断で、地域や生徒の実情も踏まえて学校長が決めるが、標準服を採用している学校同士、性別の違う兄弟間の制服の譲り受けも可能で、再利用の可能性も広がった形だ。なお各校では、教職員によって標準服検討委員会が開かれ、ネクタイ、リボンの有無など、学校独自の細かな決まりが検討されてきた。
導入を決めた8校については現在、来春の入学予定者を対象にした説明会を前倒しして実施。5社全てが各校に出向き、独自の特徴などを説明している。
採用後も3年間は移行期間とし、これまでの制服の着用も認める。同じ標準服は、日向市の中学校2校も採用を決めた。