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ロボットやAIを活用

本紙掲載日:2021-12-09
1面
アシストスーツの効果を体験する女性農業者

女性農業者、スマート農業を体験

 東臼杵北部地区農山漁村女性サポート協議会(佐藤泰代会長)は8日、延岡市柚の木田町の川原いちご農園でスマート農業体験会を開いた。会員の女性農業者13人が参加し、農作業の負担を軽減する道具の導入を考えた。

 スマート農業とは、ロボットやAIなどを活用する農業のこと。先端技術の導入により農作業の省力化や簡易化などを実現できるため、高齢化や人手不足といった課題の解決が期待されている。

 同協議会は、女性農業者の資質向上など目的に2000年に発足。JA延岡女性部など市内9組織で構成されている。体験会は、働きやすい環境づくりやスマート農業について考えるきっかけにしてもらおうと企画した。

 参加者は3班に分かれ、足腰の負担を軽減するアシストスーツのほか、軽くて維持管理が簡単な草刈り機、重い肥料などを安易に移動されられる運搬車といった充電式の作業機械の効果を体験した。

 同協議会の構成組織の一つ東臼杵北部地区農村女性リーダー会の小野千賀子会長は「楽に作業できると感じた。導入を検討したい。体験を通して農業の未来についても考えさせられた」と話した。

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