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産業遺産を観光に

本紙掲載日:2021-12-08
3面
宮崎大学土屋ゼミによる産業観光研究発表

課題あるが県北に可能性

◆宮大の土屋ゼミ3年生が研究成果報告

 延岡市の産業観光について研究を続けてきた宮崎大学の学生による研究報告会がこのほど、延岡市大貫町のかわまち交流館であった。主催は、のべおか産業観光協議会(岩佐純一代表)。同協議会員や延岡観光協会、行政関係者ら約30人が参加した。

 研究は同大地域資源創成学部でマーケティングなどについて学ぶ土屋ゼミの3年生8人が続けてきた。昨年、県北地域の産業遺産を観光と結びつけたい同協議会に委託されていた。今年2月には調査結果を踏まえ教育教材にもなる観光ツアーを提案、8月に実証実験として小学3、4年生を対象にした「English工場見学オンラインツアー」を実施した。

 発表ではツアーを計画する際に実際にビッグデータを活用してニーズを特定したことを説明。「工場見学」というワード検索について分析した結果、30〜40代の女性が7、8月に多く検索していること、前後では他に「子どもおでかけ」などと検索していることを紹介。「子どもを持つ30〜40代の母親世代が、子どもの長期休みや学校が休みの日に行く場所を探している」ことが分かったという。

 加えて小学3、4年生の社会科の授業に工場見学の単元があること、また、昨年度から同学年に「外国語活動」が導入された社会的な流れから英語の学べる工場見学にしたなど、ツアーを立案した意図などを説明した。

 調査で訪れた会社からは、継続的に工場見学を受け入れる場合、将来の人材確保につなげていくことや対応にかなりの機材、労力がいることから経費として見学料を徴収することも必要との意見も出た。その見学料は全国の相場を調べると3000〜1万円が適当だと指摘されたことも紹介した。

 一方、8月の実証実験後のアンケートでツアー内容については肯定的な意見が得られたが、費用徴収については「出しても500〜1000円」との意見だった。このため、「工場見学の需要はあるが持続可能性の担保は難しい」とし、「収益化の困難さなどについて課題はあるが、延岡市を中心とした宮崎県北において、産業観光の可能性はある」と結論づけた。

 この後、読谷山洋司市長を招き、同ゼミの土屋有准教授、学生がトークセッション。終了後、荒田芽依さん(21)、市谷奈菜さん(21)は「資源がたくさんある場所だということを、(研究を始めた)この1年ずっと感じていた。今後発表したことが形になるなどして持続するとうれしいし、その姿を見てみたい」と話した。

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