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牧水研究・顕彰ひと筋60年以上

本紙掲載日:2021-12-07
6面

地域文化功労者・塩月眞さんにお祝いメッセージ

 文化庁は10月25日、今年度の地域文化功労者を発表した。芸術文化の振興、文化財の保護活動に功績のあった人と団体を、文部科学大臣が表彰しており、全国では芸術文化分野で55人と3団体、文化財分野で35人と12団体が対象となった。県北からは芸術文化分野で若山牧水延岡顕彰会相談役の塩月眞(ただし)さん(91)が選出された。塩月さんは長年にわたって郷土の歌人・若山牧水の顕彰に尽力。県北の牧水研究の第一人者であり、牧水の功績や歌を解説し、広く世に伝え続けている。2007年から17年までは若山牧水延岡顕彰会会長を務めた。後任の飯干喬啓会長(80)と、顕彰会と同じく牧水顕彰事業に力を入れている延岡東ロータリークラブ(RC)の柳田次雄会長(58)から、お祝いと、さらなる健勝を願うメッセージが寄せられた。

【塩月眞さんのプロフィル】
日向市東郷町山陰出身、延岡市平原町在住。1955年、宮崎日日新聞社編集局入社、文化部長、報道部長、事業本部長、広告局長、販売局長、延岡宮日サービスセンター社長を歴任、その間、夕刊ポケット新聞社社長。2007年8月から17年8月まで若山牧水延岡顕彰会会長。03年藍綬褒章受章、15年延岡市文化功労者表彰、20年県地域文化功労者教育長表彰。著書「牧水の風景」(1985年)、CD「若山牧水朗詠と解説」(2008年)、CD「若山牧水の歌朗詠」(14年)など発行。


◆県北の人に牧水の存在を〃忘れさせなかった〃−飯干喬啓・若山牧水延岡顕彰会会長

 塩月さんは60年以上にわたって、牧水の足跡を追い掛け、研究し検証してこられました。牧水ひと筋に、牧水の顕彰に努めてこられた功績は大きい。そういった地道な努力が地域文化の伝承、継承の力になったことが評価されたものと思っています。

 牧水が亡くなって90年以上たちますが、主な活躍の舞台は東京であって、延岡で活躍していたわけではありませんでした。牧水が世に出たころは「郷土の歌人」という誇りもありましたが、長い歴史の中で少しずつ薄れゆき、学校で学ぶ機会も少なくなっていきました。

 その、希薄になっていった部分を塩月さんは埋めてこられた。顕彰を続け、県北の人たちに牧水の存在を忘れさせなかった。それが最大の功労ではないでしょうか。さまざまな場面で牧水を持ち出し、歌を朗詠され、ひと筋に生きてこられた。素晴らしいことです。

 塩月さんによる牧水の歌の朗詠には素晴らしいものがあります。90歳を越えられましたが、これからもますます元気に詠(うた)っていただきたい。

 牧水は43歳で亡くなりましたが、牧水の倍以上の人生を歩まれ、お酒はその何倍もたしなまれた豪快な方。新聞記者をされていただけに正義感が強く、潔い生き方をされていると深い敬意を抱いています。


◆折々の牧水の歌朗詠にほれぼれ−柳田次雄・延岡東RC会長

 塩月さんは、尊敬すべき牧水研究者のお一人。子どもにも牧水を知ってもらいたいと、しいやみつのりさんの絵で漫画化が計画された際も、著書「牧水の風景」を原作として積極的に提供するなど、牧水の顕彰・普及に尽くしておられます。地域文化功労という栄誉に十分な功績がおありだと思います。延岡東RCとしても、自分のことのように光栄に思い、一緒になって喜んでおります。ご高齢なのでお体に気を付けられて、今後ますますのご活躍を願っております。

 1985年に当クラブの設立20周年記念事業として、延岡総合文化センターの東側に若山牧水の銅像を造り、2016年には創立50周年を記念して牧水の歌のパネルなどを新たに設置し、さらに銅像を正面玄関前に移設して、「牧水フィールドミュージアム」という形にさせてもらいました。20周年、50周年という節目を通じて顕彰会との関わりが深くなり、その縁で東RCの会員は全員、原則として顕彰会に入っています。また、50周年記念の時には、牧水顕彰をクラブのライフワークと決めました。

 塩月さんが牧水の歌碑祭や生誕祭でなさる朗詠は、拝聴するたびにほれぼれします。これからも、県北の牧水文学について、たくさんのことを教えていただきたい。〃人生100年の時代〃ですから、これからもますますお元気でいていただきたいと思います。

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