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2年ぶり、ほっと一服

本紙掲載日:2021-11-30
1面
2年ぶりに開かれた茶道裏千家淡交会延岡分会の慈善茶会

茶道裏千家淡交会延岡分会が慈善茶会

 茶道裏千家淡交会延岡分会(黒木悦子分会長)の慈善茶会が28日、延岡市本小路の市社会教育センターであった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う活動自粛が続いたため2年ぶりとなり、訪れた人たちは会員らと開催を喜び合いながら、ゆっくりとしたひとときを楽しんだ。

 立礼席は興雪和尚筆の軸「静坐聴幽香」、アケボノツバキとハマボウの照葉などをしつらえ、和菓子は「錦秋」。薄茶席は赤い傘にリンドウやノギク、ジュズサンゴ、その足元に枯れ葉をあしらい、和菓子はごままんじゅうでもてなした。

 来場者は、冬の日が柔らかに差し込み、静かで落ち着きのある会場で、会員から釜や花入れ、茶わんなど道具の銘についての説明を聞き、お点前を満喫。同茶会の益金は市社会福祉協議会に寄付される予定という。

 黒木会長は「長らく集まることができず、今回も(作法の)回し飲みはせず、器を毎回煮沸するなど感染防止に配慮しながらですが、皆さんにおいしくいただきましたと喜んでもらえて、本当にありがたい」と感謝した。

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