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日本での生活をサポート

本紙掲載日:2021-11-25
2面
職員から施設利用について学ぶ参加者(延岡市立図書館)
興味深そうに「ふくろう号」を見学する参加者(延岡市立図書館)

延岡市、外国人向けに研修

 延岡市に在住・勤務し始めて間もない外国人に向けた「延岡での生活をサポートする研修」が14日、同市東本小路の市中小企業振興センターなどで開かれた。米国人と中国人の計4人が参加、公共施設や公共交通機関の利用法、ごみの出し方などを学んだ。市主催。

 市の担当課職員が講師となり、市役所の利用方法や延岡の観光地、災害時の対応、病院の受診の仕方について説明。このうち、災害対応については行政をはじめさまざまな機関や団体が提供している多言語災害アプリやホームページなどを紹介した。

 午後からは本小路の市立図書館に移動し、現場職員に案内してもらいながら、本の借り方や返却法など学習。外国語資料コーナーや、移動図書館車「ふくろう号」も見学し、参加者は興味深そうに本を手にしていた。その後、ごみの出し方や交通ルールとバスの利用法、日本のビジネスマナーについての講習もあった。

 市は、慣れない異国で働きながら生活する外国人を支援し、相互交流の機会になることも期待して昨年度から同研修を開催している。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、幅広い分野で外国人実習生の受け入れができず、今年度は参加者が少なかったが、市人材政策・移住定住推進室は「入国制限が緩和されており、今後も状況を見ながら継続できれば」と話している。

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