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海から望む景色を満喫

本紙掲載日:2021-10-14
8面
シーカヤック体験を楽しんだ参加者たち

赤水湾でシーカヤック体験−延岡

 延岡市の赤水・鯛名周辺資源発掘プロジェクト(日高保彦会長)のシーカヤック体験がこのほど、赤水湾で開かれた。港町として栄えた同地区の魅力を伝えようと、市民まちづくり活動支援事業の補助を受けて実施した。県内に住む小学4年から80代の参加者11人が心地よい波風や海から望む景色を満喫した。

 共催のNPO法人ひむか感動体験ワールド(高橋勝栄理事長)の職員が運営スタッフとして参加。参加者は集合場所で受け付けを済ませ、同スタッフの車で鯛名公民館へ移動した。

 パドル操作や注意事項などをレクチャーし、鯛名神社で安全を祈願。同神社近くの岸辺から、対岸の赤水にある「ブリ御殿」に向けて出発した。

 初めは慣れない操縦に苦戦する姿も見られたが、同行したガイドの指導を受けてあっという間に上達。リラックスした様子で景色や海中を泳ぐ魚の姿を楽しんでいた。

 初めてカヤックを体験した同市北小路の田口美穂さん(42)は「海面近くから景色を見渡す経験はなかなかできない。波風が気持ちよくて癒やされた」と大満足の様子。

 主催した日高会長(64)は「赤水・鯛名という地区名しか知らない人も多い。このような活動を通して地域の魅力を知ってもらえれば」と話していた。

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