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華道の面白さ広めたい

本紙掲載日:2021-10-14
7面

延岡市の若手男性華道家馬場健さん(池坊)

◆IKENOBOYS(イケノボーイズ)で活動

 伝統文化・華道の素晴らしさや奥深さを伝えていくことを目的に活動する池坊の若手男性グループ「IKENOBOYS(イケノボーイズ)」に延岡市出身の男性がいる。北浦町三川内下塚地区出身で同志社大学2年の馬場健さん(20)=京都府在住=だ。華道との出会いや現在の活動、今後の抱負などを聞いた。

 三川内小3年生の時、通っていたひかり児童館での華道体験が出会い。自分が生けても不格好だった松が、先生が少し動かしただけで「魔法のようにばーっと変わった。子どもながらに先生に憧れ、華道に対しての考え方が変わった」。魅了され、三川内中を卒業するまで毎月4回習い続けた。

 中学卒業後、宮崎第一高(宮崎市)に進学。寮生活を送りながら月に1回帰延し、始めた頃からの師、夏田勝子さん(延岡市在住)に指導を受けた。

 IKENOBOYSへの加入は大学1年だった昨年11月。夏田さんに勧められ、「挑戦してみよう」と新メンバー募集に応募。現在はメンバーの1人として、パフォーマンスやワークショップを通して華道の普及活動を行う。パフォーマンスで大作を生けることもあり、「(加入前と)全く変わった」。メンバーの先輩から直接教わることもあり、活動の幅も広がったという。

 今後について尋ねると「パーソナルなことですが」と馬場さん。「昔からバイアス(偏り)を感じていた。例えば華道はお金持ち、偉そう、女の子っぽいなど偏見を持たれがちで、生きづらさを感じていた」。

 高校生の時に行ったフィリピンで、同じ人間なのに貧しい生活を強いられている子どもたちに出会った。貧しい中でも笑顔がきらきらしているのを見て、「誰もが変なバイアスなく、人として認められるようになれば」と願ったという。

 同じく高校時代、全国花展に出品した作品を高校の友人が偶然見てくれた。それまで馬場さんが華道をしていることに理解を示していなかった友人は「めちゃくちゃかっこいい!勘違いしてきたけど本当にすごいね」と感動してくれた。この出来事が、IKENOBOYS加入への挑戦を後押ししたという。

 偏見を感じても華道を続けてこられたのは「めちゃくちゃ好きだから。葉一枚一枚を1ミリずらすだけで作品の印象が変わる。繊細で、美の追究には終わりがない。そこが面白い」と馬場さん。「作品を通して、偏見をなくしたい。美しいと感じるのは人類共通ではないかと思う。そこを(活動を通して)広げていければ」と意気込む。

◆16、17日にパフォーマンス−宮崎空港で池坊県連支部花展

 馬場さんは今月16、17日に宮崎市赤江の宮崎ブーゲンビリア空港で開かれる華道池坊宮崎県連合支部花展で「いけばなパフォーマンス」と「いけばなワークショップ」の講師を務める。「後継者や興味を持ってくれる人を、地元でこそ輩出させたい」と張り切っている。

 華道家元池坊宮崎県連合支部花展は国文祭・芸文祭みやざき2020の分野別フェスティバルの一つ。「『華・花・はな』未来を生ける」をテーマに、いけばな文化の魅力を広く発信する。

 会場には、馬場さんが所属する延岡支部を含む7支部から約60瓶を展示。パフォーマンスは両日とも午前10時30分から、ワークショップは両日とも午後1時30分から同空港内のオアシス広場である。馬場さんと、IKENOBOYSのOBで池坊中央研修学院研究員の柿沢正一さんが講師を務める。

 両イベントとも無料。事前申し込みは不要だが、ワークショップは定員各10人で席に限りがある。事前予約はできない。

=写真はすべて提供=

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