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“愛宕山”の中に“延岡の町”

本紙掲載日:2021-10-14
7面

国文祭・芸文祭こどもの文化の祭典

◆「東海さるくサテライト」でオブジェ制作

 延岡の子どもたちに、国内外で活躍するアーティストの芸術表現を体感してもらおうと、国文祭・芸文祭延岡市実行委員会は3日、同市のカルチャープラザのべおか多目的室で「東海さるくサテライト〜こどもと芸術家によるアートワーク〜」を行った。

 「東海さるく」は、NPO法人五ケ瀬川流域ネットワークが例年行っている町歩きイベント。その際、複数のアーティストが招かれ、東海地区に滞在しながら作品を制作する。

 今回は同イベントを、「国文祭・芸文祭こどもの文化の祭典」の企画としてアレンジした。以前、東海さるくで作品を制作した、岡野貴之さん(三重県出身)と林岳さん(東京都出身)を講師に招き、市内の小中学生24人が、天孫ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメが出会ったという伝説がある同市の「愛宕山」をモチーフに、巨大オブジェを作り上げた。ボランティアとして南中生徒、ジュニアリーダーのメンバーも参加した。

◆幻想的な景色に感嘆

 午前の部と午後の部に分かれ、1日がかりで制作。子どもたちは、用意された木材から好きな形を選び、蛍光塗料で自由に色づけしていった。木材の中には、講師らが前日、港神社(同市東海町)付近の海岸で拾ってきた流木もあった。

 次にこれらを、ボルダリングができるように傾斜と持ち手を付けた一辺3メートルの巨大な多面体の内部に配置。黒塗りされた内部の床、壁にも、蛍光塗料で同様に色づけしていった。

 最後に側面の壁をはめ込み、内部に設置したブラックライトを点灯。ハート形や丸形などに開けられた穴をのぞくと、蛍光塗料で色づけられた木材や壁、床の模様が、闇の中でくっきりと浮かび上がるという仕掛けだ。

 見える景色も、穴によってがらりと変わるようで、子どもたちはオブジェの傾斜を上ったり下りたりしながら、さまざまな穴から夢中で内部をのぞき見。「うわあ、すごい!」「きれい」「この穴が一番きれいに見える!」など感嘆の声を上げ、視界いっぱいに広がる幻想的な世界を楽しんでいた。

 木材でオリジナルの恐竜を作ったという岡富小2年の山中陽仁さん(8)は「いろんな木を見て、恐竜の体に合った形を見つけるのが楽しかった」と笑顔。

 講師の岡野さんは「愛宕山の内部に、新しい延岡の町をつくるという今回のコンセプトは、古代、海に浮かぶ半島だったといわれている愛宕山が、陸に上がり、町ができていく軌跡を追体験する意味合いもある。ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの出会いの聖地を多人数で協力して制作していく過程が、コロナ禍で薄れつつある『人とのつながり』の再認識につながればうれしい」と話していた。

 仕上げに、オブジェの外面に描かれた山をにぎやかに装飾した。同オブジェは、カルチャープラザのべおかの出入り口付近に1カ月ほど展示される。

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